日本の道路、補修費の予算不足によりドンドン荒れていくと思う

道路の傷みが目立つようになってきた。御存知の通り国道や都道府県道を除き、道路は自治体や怪しい補助金で作られている。例えば『ウルグアイラウンド道路』なんか1986年からウルグアイで行われたGATT協議で日本が農業分野の輸入規制を緩和したため、選挙で大きな影響力を持つ農業分野に6兆円もの「アメ」を与えたという愚策。使い道無いため田んぼや畑の間に道を作りまくった。

その他『農免道路』なども「とりあえず作っちゃえ」みたいなイキオイ。そういった道路、経年変化で補修が必要になったらどうする? 特に橋梁などメンテナンスに経費掛かるような”物件”についちゃどこからお金を引っ張ってくるのか悩むことだろう。ただでさえ不景気や人口減などで税収は減る一方。我が国の将来を見ても自動車という基幹産業が国外に出て行くと貧乏国です。

いくら掛かるか解らない原発の廃炉費用などを含め、国を維持していくための必要な経費を賄えなくなっていく。ここにきて「電気自動車はエンジン車より重いから道路利用税を出せ」みたいなことを言い出したけれど、車重1トンのクルマと重量10トンのトラックじゃ道路へのダメージが1万倍違う。電気自動車が10%重くたってトラックに比べたら微々たる違いしか無い。

おそらく今後、予算不足により橋梁やトンネルの維持は難しくなっていく。橋梁やトンネルの維持費を捻出しようとしたら、普通の道路の補修予算を使うしかない。最近感じるようになってきた道路の傷みはさらに激しくなっていくんじゃなかろうか。となった時、道路を直せと言っても仕方ないと思う。そういった国を作ってきた国民の総意ですから。というか民意など無し!

何度か書いてきた通り国民は太平洋戦争に巻き込まれた被害者ながら、最後まで反対する人のチカラは弱かった。道路が悪くなるくらいじゃ誰も文句言わないと思う。日本以外でも道路は荒れる方向に向かうだろう。ということで自動車メーカーはサスペンションストロークを確保し、タフで乗り心地の良いクルマを作るべき。だから世界規模でSUVが流行りだしている?

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5 Responses to “日本の道路、補修費の予算不足によりドンドン荒れていくと思う”

  1. 薫くん より:

    最近、ドライブしていると道路工事に出会うことが多い。
    道路工事といっても、道路の草刈りだ!
    車道と歩道の間にある縁石のところに草が生える。
    大きくなると、1メートル以上の高さになる。
    草が生えない道路を造ることは出来ないの?

    • しょうすけ より:

      この頃は除草したあと草が生えたところや割れ目にしゃぼしゃぼのコンクリート液体を流し込んだりして生えにくいようにしてるとこもあります ただ仕上がりが汚くて嫌気がさします

  2. 川口太郎 より:

    作るばっかりにカネと労力をかけて、維持保全補修まで
    考慮の無い結果ですね。
    国や地方自治体にも、国民や住民にも「選択と集中」が
    迫られそうです。地方軽視等言われても、利用頻度の
    少ない道や相対的に住民が少ない地域の道路は
    幹線道路以外荒れるに任せるしかないのか?と。
    人口も減り国や自治体の収入が減れば、無い袖は振れない。
    直し続ける道路と荒れ続ける道の差は今以上となり、
    将来的には日本全国の道路が、北海道の線路みたいに
    次々と「保全補修対象外道路」となって、残るのは
    大都市近辺のバイパス道ぐらいになってゆくのかも
    しれません。

  3. しょうすけ より:

    緊急防災対策工事など南海地震などに向けた予算が主流となっている 国交省や土木など道路管理者に除草や道路端の土砂撤去の陳情にもいった 道路除草清掃など昔は年3回だったところが今は年1回とのこと 予算枠や優先度もあるので仕方ないが災害がおこらないよう頼んだ 文句だけ言っても仕方ないので自分で清掃しますと道路サポーター制度申請ボランティア届けするもやれエリアだの契約書だの書類や参加者名簿だせだのお役所仕事 草払い機の使用はだめ、土砂の撤去もだめとか制限ありすぎ、ゴミ回収の協力も制限があり難しい課題が山済み 雑草ごみをみるたび不快になるので 自己判断自己完結で処理 行政や政治家がもっと有効なお金の使い方や仕組みづくりをしないと まあまともな政治家がすくないのをどうにかしないと

  4. あきっさ より:

    受益者負担である税金を一般財源に入れちゃったくらいから荒れ始めたん感じですかね。
    財務省による自賠責保険の詐欺行為による借金などを許している政府の愚行を正していかないとダメかもしれませんね

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