日産を残すために応援したい!
日本人のクルマ好きにとって日産は必ず残したい大切なブランドである。クルマのことをこれっぽっちも解らない自分勝手なホンの一握りの人に、日産という日本の財産の舵取りを任せたのが決定的な間違いだった。沈みつつある今でも全く対応していないから、遠からず終わるだろう。ただ一度終わったらJALやGMのように、復活させることは十分に可能だと思う。破綻後、最大限応援したい。
日産はどんなことをすべきか? まず破綻する前に魅力的な商品の開発に着手しておくことだ。これから2年くらいで急激に負債が増えるけれど、こらもう放っておくしかないと思う。今の日産の状況を見てお金を貸すこと自体、ありえない。貸す人はよほどの事情ある人です。株式だってそう。常識的に考えたら損を覚悟しても手放すのがセオリー。持っているのは、それなりの事情ある。
事情とは「もしかしたら儲かるかも」というギャンブル心です。破綻したら「賭に負けた!」とあっさり諦めるしかない。破綻で借金チャラになれば、仕込んでいた魅力的な商品を出す。日産が魅力的な新型車を出せなかった理由を探ると、全て「経営陣が潰してきた」ということのようだ。破綻すると工場などは売却され、日産の規模ってググッと小さくなるかもしれないが上等です。
小さく残し伸ばしていけばいい。ヒョンデだってBYDだって小さい規模からスタートした。日産が半分の規模になっても、そこから魅力的な商品を出して勝ち上がっていけばいいだけ。日産のポテンシャルや知的財産、ブランドイメージを活かすことで新興メーカーよりずっとリカバリーは早いと思う。しっかりしたコンダクターさえ見つけたなら、必ず復活すると信じている。
さらに必ず残る部門だってある。私がボランティアで応援している日産自動車大学校など、日産本体が破綻しても必要。クルマはメインテナンスを必要とする。営業部門についちゃ不要になったとしても、整備は必要だしビジネスとして成り立つ。日産車の整備専門会社を作れば、営業部門と一緒の企業体より優良経営になるだろう。さらに日産が復活すると、重要なポジションになります。
ということで日産自動車大学校の応援は続ける。はたまたフェアレディを魅力的なクルマにするという努力もしたい。フェアレディというブランド、日産にとって重要。次期モデルが電気自動車になったってフェアレディの精神は引き継げる。日産社内でも有志を募って次世代を考えるチームなど立ち上げたらいい。各部門で20人くらいづつ優秀な人材を集めれば、日産はあっという間に立ち直る。
1980年代の苦境は、シーマ、Be-1、S13シルビア、プリメーラ、マーチなど送り出し脱却。今回だって新しい体制作りをすれば打つ手はあると思う。
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