日産新型ナバラを発表！ 弱々しかった現行と全く違う雰囲気になりましたね！
自動車産業は地域毎に3車種くらい商品力が強いモデルを持っていれば利益を出せると言われている。今の日産の問題点を挙げるなら、どの地域もその3車種を持っていないことにあります。日本などはセレナとエクストレイル、ノートの3車種さえ売れれば良好な状況になるものの、言うまでも無く旧態依然としたモデルになってるため厳しいのだった。
新興国も全く同じ。ナバラはトヨタでいえばハイラックスに相当するモデルである。ハイラックス、トヨタに莫大な利益をもたらしているけれど、現行ナバラは2014年デビューなので少しばかり競争力という点で弱かったように思う。下は現行ナバラだけれどデザインだって地味。競合他社はぜ～んぶイカつい顔なのに、日産だけダットラに毛が生えたくらいです。
日産デザインを引っ張ってきた中村さんが日産の前に所属していたいすゞのD-MAXなんか派手です。翻って新型ナバラを見るとナカナカ！ ドガンというフロントに始まり、面構成からしてマッチョだと思う。このくらい存在感のあるデザインなら「押し出しの強さ世界一選手権」となっているミディアムクラスのピックアップトラック業界で十分勝負になることだろう。
さらに素晴らしいのは仕上げが美しいこと。おそらく新しい日産のデザインを担当しているアルフォンソさんの好みなんだと思う。360度どの角度から見てもトラックと思えないほどの質感を持つ。白い現行モデルと比べれば誰だって「てんで違うやん！」だろう。トラックながら自動ブレーキもレーダー＋カメラという最新スペック。日本でも売って欲しいくらいだ。
ただし。新型ナバラがガツンと売れるかとなれば、今後の戦略次第だ。ハイラックスもD-MAXもアジアンクロンスアントリーやトラックのレースに出て大暴れし存在をアピールしている。迫力あるデザインというだけならGMやフォードもカッコ良い！ アメリカ勢を売れ行きを見るとクルマ作って出しただけじゃ売れないということが解ります。日産にそういった知恵はあるか？
インテリアはもはや高級乗用車。そらそうだ。新興国でも400万円以上する。貨幣感覚からすれば日本だと1000万円。彼らにとっちゃスーパーカーなのだった。いずれにしろ日産はナバラを含め、地域毎に売れそうな車種を3モデルづつ投入していく計画。上手にブランドイメージを作れたならきっと復活する思う。日本も年内のノートを皮切りに怒濤の攻撃か？
<おすすめ記事>
