本当に環境問題を考えるならクルマの寿命だって延ばさないとダメでしょ。電動化車両の寿命は?

当たり前のことながら電気自動車を普及させようとしているのは環境問題のためだ。確かに電気自動車は走行中、二酸化炭素を出さない。ただ二つの大きな問題を持っている。一つは皆さん誰でも解る「電気をどうやってつくるか」。二つ目が「生産したクルマのどれだけ長く使うか」だ。日本で販売されているエンジン車の場合、平均して15年くらい使われる。

私の初期型は電池交換して現役!

いや、海外に運ばれ余生を過ごすことまで考えれば余裕で20年以上だと思う。電気自動車ならどうか? リーフが発売されたのは11年前。初期モデルについちゃ、日本国内での流通量が激減している。日産が電池のレトロフィットをやらないからだ。輸出されたリーフも、そろそろクルマとしての寿命を迎え始めたらしい。車両から電池だけ降ろして使っているという話を聞く。

100歩譲ってリーフなら電池さえ最新世代に載せ替えることで寿命を延ばせると思う。初期型リーフ、クルマとしてのコンディションは全く問題無し! これからでもいいから互換可能なリン酸鉄リチウム電池などリーズナブルな価格で出したら車両の寿命を延ばせるから環境にやさしくなる。i-MiEVを調べてたら、東芝の電池を使ったモデルを除き、もはや実用的な航続距離は確保出来ない。

といった環境評価軸を考えると、プリウスに代表されるハイブリッドって寿命長い、1997~2003年まで売っていた初代こそ姿を消したが2003年発売の2代目は世界中で現役。20年以上大きなトラブルを出さないで使える。さすがに走行用電池は要交換になるケースが出ているものの、中古バッテリー使えば10万円少々の出費でさらに20万km使えるようになります。

問題は現在販売されている輸入車の電動化車両だ。日本車のようにインバーターなど大物部品が壊れなければいい。されど大いに不安。10年後に100万円の部品が壊れたら、その時点でゴミになってしまう。10年後に走行用の電池に問題出ると、これまたリーフと同じくオシマイ。本当に環境対応車なのか疑問に思う。電動化車両を長い期間使うことを論議すべきです。

 

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