本日の株価

不況が始まった昨年9月以降の株価を見ていると、いろんな意味で興味深い。意外なことに最も下落幅が大きいの、マツダ。9月下旬に500円を付けた後、急落。その後もジワジワ下がり続け、本日かつてない安値となってしまった(これを書いている11時前で113円)。悪夢の100円割れも想定しなければならない状況にある。

次いで厳しいのは三菱自動車。ここにきて欧米の自動車メーカーにEVを供給するなどの明るいニュースなどを流しているものの、マツダと同じく下げが止まらず。これまた100円を下回ってしまう可能性出てきた(11時前で115円)。ちなみに100円を下回ると、資本提携などに代表される抜本的な経営体制の見直しが必要だと言われてます。

日産自動車も昨年9月に800円という高値を付けた後、不況に飲み込まれる。ただ12月以後、ずっと300円を挟んだ横ばいの値動き。富士重工の株価も300円前後ながら、こちらは昨年12月末の220円程度から浮上しての株価だったりする。市場関係者に聞いてみたら「トヨタがそろそろ、という観測みたいですね」。さもありなんと思う。

面白いのがホンダとトヨタ、スズキ。当然の如く9月以降株価は急落するのだけれど、値落ち幅としちゃ決して大きくない。しかも今年に入ってからジワジワと上がり続けてます。ちなみにホンダは昨年9月に3500円。本日2200円といった展開。トヨタが4800円程度を付けた後、落ちてジワジワ上がって本日3000円前後。同じような値動きのスズキはこちらで

それぞれのリンクはクリックして頂ければ最新の株価が表示されるのでぜひ自分の目で確認して欲しい。概況をざっと評すなら「マツダと三菱は抜本的なテコ入れが無いと厳しい状況。日産とスバルは様子見。ホンダとトヨタ、スズキの場合、市場的には「そろそろ底を打った。回復の兆しも見え始めている」ということになるんだと思う。

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1 Responses to “本日の株価”

  1. ko より:

    マツダの株価が「意外」だとは全然思いません。
    マツダは海外依存度が他メーカより高い会社です。
    特にヨーロッパで人気が高いのだから、ユーロ安の影響がモロに出ているので落ち込みが大きいのは当然だと思います。
    ちなみに、小泉政権化で竹中さん金融庁による、りそな崩し→公的資金注入の頃から、今回のバブルまでとした場合、
    トヨタ 2455円→8350円(340% Up)
    ホンダ 1785円→4940円(277%)
    日産  772円 →1557円(202%)
    スバル 362円 → 747円(206%)
    マツダ 202円 → 849円(420%)
    三菱   72円 → 363円(504%)
    と安値から高値までを見てみると、マツダと三菱の方が大きく上昇しました。
    倒産はない、と考えるのならば(無難にはスズキ)、今回を底と思って買うのならば、マツダや三菱の方が大きく上がる可能性が高く面白いと思います。
    個人的には、電気自動車の時代が来ると考え、三菱でしょうか。
    ただ、電気自動車の時代になってしまうと、アメリカや中国に簡単に抜かれてしまうのではと危惧しています。
    車がパソコン化してしまい(モーターなど部品だけバラバラに集めてきてメーカーは組み立てるだけ。中身の個性化が薄れ、デザイン重視に)、既存のエンジン屋さんは衰退してしまいそう、と。

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