水素ハイブリッド
マツダが水素ロータリーのハイブリッド車を発表した。何度か書いてきた通り、水素を直接燃焼させる内燃機関の弱点は「燃費が極めて悪いこと」だ。ホンダFCXクラリティの場合、4kg分の水素でモード燃費の航続距離620km。一方、水素ロータリーハイブリッドの航続距離はモード燃費で200km。水素タンクの容量を発表していないけれど、同じ350気圧タンクなので”ほぼ”同等と考えていい。これまで5倍と言われていた水素消費量はハイブリッド化によって大幅に向上したものの、依然3倍。もし水素がタンク満タンで30ドル程度なら(現在アメリカで販売されている水素は1kgあたり5〜10ドル)、水素ロータリーハイブリッドなら同じ走行距離走るのに90ドル掛かってしまう。水素がウンと安ければ水素ロータリーも可能性ありますが……。パワーユニットのニュースがもう一つ。三菱自動車は今秋、パシェロのディーゼルを発売するという。といっても『新長期規制』をクリアしたタイプ(ハイエースやキャラバンのディーゼル、ベンツE320CDIと同じ規制)。ちなみに日本車の場合、商用車登録のみでしか認められない。したがって1ナンバーになることだろう。
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先ほどWBS(ワールドビジネスサテライト)で、
水素ハイブリッド車が取り上げられていましたが、
(FCXと比べ?)コストが大幅に安く付くと言われていました。
燃費ならFCX、車両価格ならハイドロジェン・プレマシーって事でしょうか。
そのあたりの事も教えて下さるとありがたいです。
それから、エクストレイルディーゼルMTのみに不満、という記事が今になって出ていましたが、
国沢さん先取りして連載していましたから、さすがと思いました。