水野さん、恥の上塗り。ウソや知識不足のプリウス&eパワー叩きはアカンです
以前、GT-Rを開発した水野さんがベストカーでトンデモないミスリードしてると紹介した。その時点では印刷物だったため、具体的な状況を紹介出来ませんでした。引用するの、面倒でしたから。しかし! 全く同じ内容がベストカーWebにアップされた。リンクするだけなので簡単に読んでもらえます。休日なのでお時間あればリンク先を読んでみてください。
発売以後20年経つプリウスながら、皆さん解ってないです
決定的な間違いが2つ。1つは「ブレーキとアクセル両方を踏んだ時、モーターはトルクあるのでブレーキが勝てない」ということ。もう一つは「ハイブリッドはスタート加速が異常に速い。ガソリン車のローンチスタイルを普通にやっているから危険」みたいな主張です。酷いことに「フェル:確かにプリウスが続いている感はありますね」なんてことまで書いて空気入れてる。
まずブレーキとアクセルの共踏みだけれど、初代プリウスから最新のハイブリッドや電気自動車に至るまで日本車は全てブレーキオーバーライドです! アクセル開けているときにブレーキをチョイと踏んだだけでアクセルを電気的に戻す。電気自動車だったらモーターに行く電力をカットする。記事だと「老人だと踏む力が足りない」とあるが、今や電気スイッチのためチカラ不要。
実際、ハイブリッド車の暴走事故で、ブレーキとアクセルの共踏みによるものは皆無。こらもうEDRの解析結果で解っています。水野さんが指摘したような事故形態は起きていない。ブレーキ力とモータートルクがチカラ比べになるようなことなど物理的にありえないです。だからこそハイブリッド車でラリーやレースやるときは、左足ブレーキが使えず困っているのだった。
参考までに書いておくと、異常に速いと指摘されたプリウスのスタート力が反映される0~40km/h加速と言えば2,8~3秒程度。水野さんのGT-Rだと100km/h出てます。2,5リッターエンジン積む普通の乗用車なら2,4~2,6秒でプリウスよりずっと速い。プリウスのスタートダッシュ、決して速くない。なぜか? こらもう簡単。搭載してるバッテリーの出力が低いからだ。
水野さんの主張で一番残念なのは「暴走事故の件数を見ると車両販売台数に比例して起きている」という資料を入手出来る情報網を持っていないことです。自動車メーカーの現役なんだから誰かに資料を持ってこさせれば良いだけ。私のような野良犬メディアでも集められるような情報すら得られないのなら、老害でしかありません。もう少し前向き&建設的になりましょうや。
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