河野太郎議員のツイッター、肝心なことを説明していませんでした~

昨日河野太郎議員のツイッターを紹介したけれど、肝心なことを説明していなかったので追記しておきます。我が国のゴールド免許率はペーパードライバーを含めて60%ほど。毎日運転する人なら3人に1人くらいの割合だと思う。逆に考えるとドライバーの3分の2は交通違反で取り締まられているということ。なんせ制限速度60km/hの道を61km/hで走ってれば違反ですから。

私は優良運転者です。昭和57年に3日間更新忘れ

一時停止だって「完全に止まらなかったでしょ!」は、5km/hの速度違反と同じ根っ子。それくらい軽微な交通違反だからこそ反則金という超簡単なお金だけ払って終わるシステムにしているのだった。警官が点数を稼ぎたければ、いっくらでも捕まえられる金庫のような交差点は日本にたくさん存在する(笑)。閑話休題。以下、納得いかない取り締まりを受けた時の対応方法です。

まず免許を渡せと言われる。素直に渡すべし。すると警察官の主観で勝手に反則キップを書き始める。そして署名&拇印を要求されることだろう。ここで河野太郎さんは「拇印を強要するな」とツイッターで言った。実際は拇印だけで無く署名もしないこと。署名すると青キップの内容を全面的に認めたということになってしまう。犯罪をしてゲロするのと全く同じ。

自分で「そんなに危ないことをした覚えはない。裁判官に厳正な判断を求めたい」思うのなら、署名してはいけない。反則金の対象になる軽微な違反であっても裁判になれば前科が付く刑罰になってしまう。刑罰になるような裁判をしようとすれば、警察側にもそれなりの証拠が必要。なんたって「疑わしきは罰せず」ですから。もちろん情状の酌量や違反内容の重さも重要。

見通しの良い交差点や踏切で完全に止まらなかったような違反は、安全確認さえ出来ていれば裁判になると情状酌量や、罪の軽さにより刑罰の対象にはならない--ということを検察も解っているため、軽微な違反で反則切符に署名なければ99%不起訴か起訴猶予になる。警官はそれを恐れるため署名を迫るワケ。「裁判になるぞ!」と脅す警官も少なくない。

どうしたらいいか? 方法は2つ。1つ目は「この手のものに署名しないというのが私の主義信条。主義信条は憲法で認められてます。反則金は払い込みます」と言って素直に犯則キップと支払い票を受け取る。意外に成功例多いです。2つ目は反則キップの供述欄に「違反していません」と書いて貰い、署名するというもの。おそらく相当の確率で警官の機嫌は悪くなると思う。

でも供述欄はあくまで違反の嫌疑を掛けられた側の言い分。もし違反したというのなら警察が証拠を集めて立件しなければならない。前述の通り警察側の動画が残っていたって完全に停止していなくても十分減速していれば情状酌量される。1つだけアドバイスしておくと、その場で感情を高ぶらせないこと。涼しい顔で対応し、警官が激高したら110番通報すればいい。

何度も書いてきた通り、警察は治安の維持に絶対必要。存在そのものは重要だと思う。警察の官僚達も優秀。ただ現場を見ると警察嫌いになっちゃうような対応が目立つ。前述の通りドライバーの3分の2を罪人に仕立ててるのだから当然か。そろそろ全面的に取り締まりの方法を改め、敬愛される警察の姿になって欲しい。じゃないと警察官だって不幸です。

スピード違反の取り締まりをやるなら危険性の高い道路で。そういった場所で速度違反してるヤツは悪質だ。駐車禁止取るなら取り締まりやすい場所じゃなく本当に通行のジャマになるような車両を! 追い越し車線を居座るヤツや路肩走行車、ナンバー隠してる車両、砂利や土を落としそうなトラック等々。本当に悪いヤツらはドンドン取り締まってくれたら応援します!

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1 Responses to “河野太郎議員のツイッター、肝心なことを説明していませんでした~”

  1. アミーゴ5号 より:

    おおっ、こういうことなのですね。一時停止等の極めて曖昧な場合は、極めてクールに対応したいと思います。

    今回自分が捕まったのは、見通しの良い大通りの交差点。何故かそこだけが右折禁止で、曲がった大通りの先にチャリンコのポリ公共が待ち伏せしていたというもの。

    初見では標識も見難く間違いやすい上に、待ち伏せされたので、「あんたらの勤めは、安全第一で市民が間違えないように交通整理をするなり、標識を改善することだろうが!」「警察がこんなカツアゲみたいなことをしてて、恥ずかしくないのか!」とマジ切れした次第です。

    かつて公僕に対して、ここまで言ったことはないです。はい。

    気を取り直して「あんたらも、ノルマで大変だよなあ」「コロナで収入減の市民を、陥れなきゃいけないんだからさあ」「公務員は安泰だから良いよな」と余計なコメントを付け加えたりして。

    ミニバンの平々凡々とした草食系のオッサンが、突然マジ切れして拇印まで拒否したから、若いポリ公共は明らかにビビってました。

    まあいわゆる一つの、国家権力に対する、負け犬の遠吠えというやつですた。ちゃんちゃん。

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