潜在的な睡眠時無呼吸症候群
松下さんのブログを読んで「そろそろ抜本的な見直しが必要ですね」と思った。松下さんは時々思いきり眠くなるそうで、もしかしたら睡眠時無呼吸症候群(SAS)かもしれないと考えているようだ。おそらく多くの軽度なSASの人は、松下さんと同じように日々ハンドルを握っているのだろう。
その中に、やがて居眠りで事故を起こす人も出てくると思う。軽い事故であれば改めてSASの治療を考えるだろうけれど、大きな事故を起こしてしまったら被害者の方はたまらない。追突事故で税関職員4名を死亡させた事故もSASだと判定されたものの、事故までは自覚しておらず。
実はボルボV40を買った私の知り合いが、自動ブレーキに助けられたと言ってました。一昔前ならこういった事故に対してもお手上げだったけれど、今や対応できる技術はある。その気になれば車道と歩道の区別のない道に限り30km/hまでしか出ないような制御だって可能。
全てのクルマに装備しろ、とまでは言わない。けれど自動ブレーキにそういった機能を持たせておき、自分で制御の”深さ”を選べるようにしておけばいいと思う。こう書くと「事故があったときの責任を誰が取るのか?」と言う人も出てくるかもしれない。そもそもクルマの速度を決めるの、ドライバーです。
ブレーキや速度コントロールはあくまで「アシスト」。万一機能しなかったとしても、それはアクセルの操作と同じ。一方、安全への寄与度は極めて大きい。100のウチ、90の事故を防ぐか、軽減させられただけでも素晴らしいと考える。国交省に影響力のある人はぜひ頼んでみていただきたく。
SASの疑いを考えている人は、とりあえず高性能自動ブレーキ付きに乗ったらいいです。
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