燃料電池2010年に5万台

役所から「結論ありき」の答えた頼まれた御用学者は、たった3年前に「2010年時点で燃料電池車が5万台走っている」という「読み」をした。3年前と言えば、もはや燃料電池車の実用化など夢のまた夢という状況。というか、2001年の時点で「燃料電池車は20年忘れていい」と私は書いてます。

あまりに燃料電池車の普及が進まないから、ということなんだろう。昨日知ったのだけれど、有明の水素ステーションを本日から休止するそうな。現時点で東京都は千住の水素ステーションしか稼働していないワケ。次世代の花形エネルギーとして持ち上げられた燃料電池の現状であります。もちろん固定型の家庭用燃料電
池の将来は明るい。

予算の仕分け作業を見ていて解る通り、もはやデタラメ。おそらく燃料電池のプロジェクト
も、美味しい蜜を狙った役人や政治家が跳梁跋扈したんだと思う。新しいエネルギーを展開しようとすれば、様々な独立行政法人を作れますから。ちなみに
「2010年は5万台」の予測をした輩は何の責任も取っていない。恥という概念が無いのか?

現在EVを推進
している御用学者共だって全く同じ。話を聞いてると根拠の無い新興宗教のようなもの。というか話をしても時間の無駄だ。加えて役人の手下になっているという認識すらないんだと思う。日本EVクラブの館内兄みたいに現状をキッチリ認識し、少しづつ育てて行くことが重要。爪のあかを押し頂いてくるといい。

EVやハイブリッドにエンジン音を、の件。CT誌の加藤君が「コーナーセンサーの音を外部に出せばいいじゃないですか」と言っていた。確かにコーナーセンサーの技術は有用。普段、音を出さないで済む。音質を工夫すれば(ホンダ・モンパルのホーンなんかも面白い)、高額車用のオプションとして良い方策だと思う。

人間の知恵を持ってすれば、良いアイデアや解決策はいくらでもあるんじゃなかろうか。

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2 Responses to “燃料電池2010年に5万台”

  1. 英ポン より:

    はじめて投稿します。
    いつも楽しく拝見いたしてます。
    車は音を出すものという固定概念があるからそういう議論が上がると思います。レクサスLSのガソリン車でも外で聞けばほとんどエンジン音なんて聞こえません。エンジン音を出すという安直な発想は車のエンジニアに対して失礼です。日々、静粛性を高めるためにどれだけの研究を重ねられてるのかをよく考えるべきです。
    車の接近を知らせるためならコーナーセンサーの音を出すというアイデア、すごくいいですね。そういったアイデアが多く出てくることに期待したいです。

  2. もん より:

    コーナーセンサー活用のアイデアは私もすぐに思いつきました。
    だって、パブリックコメントのサイトに置いてある参考資料の5に将来の取り組みとして「歩行者に接近を知らせる装置を持たせる方法が検討されているが、問題点が数多くあり、普及にも時間がかかる」などと結論されて、いかにも他に手立てはありません的な書き方。
    読んですぐ、「コーナーセンサーあるやん!」って思いました。近年、新車購入時にオプションで迷った人ならすぐ思いつくんじゃないでしょうか?
    こんな資料作って恥ずかしくないんでしょうかね?国土交通省は。これじゃ役人が無能と言われても当然でしょう。

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