福島第一から3kmを通る国道6号線開通
政府は原発事故で通行止めになっていた国道6号線が9月15日に開通。常磐道も来年のゴールデンウィーク前に開通させるという。果たして大丈夫なのか? すでに複数のヒトが線量計を持って計りに行っているけれど、10μSv/hくらいに達するようで、確かに厳しい数値であります。
福島民報によれば「今回規制が解除される約14㎞区間の除染後の平均線量は3,8μSv/h。最大値は大熊町の福島第一原発付近の17,3μSv/h」だという。これが高いか低いかは、ヒトによって受け取り方は違うかもしれない。ちなみに下は高度11000m巡航中の機内で計測した数値。
10時間乗っていると20マイクロシーベルトで、胸部レントゲン撮影の3分の1になる。前出10μSv/hの区間を1時間走って10マイクロシーベルトです。ここで暮らすことは絶対出来ないけれど、飛行機に5時間乗れるヒトは(個人差があると言われる)通過するくらいなら問題ない線量だと考える。
ただ10μSv/hは異常な数値だということを十分に認識しなければならない。チェルノブイリでは5μSv/hで避難基準となっている。12時間毎にレンドゲン写真1枚です。この基準、事故の5年後に決まったもので、被爆したヒトの状況を勘案した数値。何らかの症状が出たんだと思う。
放射線量の評価は過敏になる必要無いが、かといって安閑としちゃいられない。この区間を何度も通る車両は、月に一度程度のワイパーゴムの交換と、花粉フィルターの交換をすすめておく。出来れば上のような線量計を購入し、定期的に車両に付着する放射線を計ったらいい。
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