素晴らしい企画!
あるメーカーが北海道で雪道の試乗会を開いた。雪道の練習用として用意された4台のクルマには何と! 1)BSのレボGZ。2)ヨコハマのIG50。3)ダンロップ・ウインターマックス。4)ミシュランXアイスがセットされていたという。それぞれのタイヤと自社の車両のマッチングを体感してもらいたかったのか?
多くは書かないけれど、いつも私のWebで紹介している通りの印象だったという。すなわちツルツルのアイスバーンではBSとヨコハマ>ダンロップ>ミシュラン。圧雪でダンロップとヨコハマ>BS>ミシュランというもの。この他の性能だと例えば乾燥路でミシュラン>ダンロップとヨコハマ>BSでありますね。
転がり抵抗はヨコハマ>ミシュランとダンロップ>BS。皆さん「スタッドレスタイヤならBS」だと思っていたらしく、いろんな意味で面白かったそうな。肝心のアイスバーンも荷重変化大きい乗り方(全開走行ですね)だとコントロール性の高さでヨコハマ。また、気温が低い北海道だと案外ミシュランもイケる。
メディアのスタッドレスタイヤ評はあまりにタイヤメーカー寄り。批判や辛口評価についちゃ皆無だったりして。自動車メーカーとしちゃ「皆さんキチンとスタッドレスタイヤと同じようにクルマもやさしく評価してね」なのかもしれません。今シーズンの私のスタッドレスタイヤの評価が正解だったと言われたのでよかった。
どんな評価にも言えることながら、同じ場所で同じ条件で比較しなければ性能なんか解らない。私だって湯沢近辺の雪道を走り込まないと実感出来ないです。メーカーが行うスタッドレスタイヤの試乗会は旧製品との比較のみ。そもそも相対的な性能評価など、どんなに優れたドライバーでも難しいと思う。
4銘柄のスタッドレスタイヤを乗り比べられた雪道試乗会では、タイヤ性能の差が浮き彫りになったという。それでも来シーズンのスタッドレスタイヤの記事は同じだと思いますけどね。それにしても最近モータースポーツからECOタイヤ、スタッドレスタイヤに至る全てのジャンルでBSの地盤沈下が顕著になってきました。
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今年はBSのGZを履きました。アイスバーンでの制動は「スゴイ!」の一言です。ABSが効きませんでしたから。けど同じBSの新品でもGZの以外は、停まらないの差でした。なかなか銘柄を比較することが出来ないので、公正なテストはホント消費者にとっては助かります。GZを超える商品を期待します。ミシュランの評価は私も同感です。アイスバーンで事故るぐらい停まりませんでしたから(笑)