自転車の違反、警察は問答無用で反則キップと息巻くが、違う人の個人情報を申告されたら確認どうする?

来年4月から自転車に対する反則金制度がスタートする。昨日、警察は取り締まり要項を発表したのだけれど、なぜか最も重要なコトについて全く触れなかった。「身元確認どうするの?」というもの。歩きタバコに対し過料を決めている自治体も多いけれど、調べてみると確実に収受する手段無く事実上の野放し。大阪は「その場で1000円!」ながら、お金無いとそのまんま。

そもそも日本は自転車についちゃ免許不要。登録すら不要(防犯登録も任意)。身分証明書の携帯だって義務づけ無し。警察は「報道で歩行者を立ち止まらせるような運転に対し青キップを警告無しで切る!」としているけれど、そんなこと出来るのか? 捕まった際、国沢光宏の住所や生年月日、電話番号など言われたら、警察はどうやって人物を特定するんだろう?

実際は免許証やマイナンバーカードを交付されている人なら警察の端末で写真など出てくるだろうけれど、両方とも持っていない人の個人情報を覚えておけば、警察は確認する術を持たないと考えます。同じく取り締まり対象は16歳以上としているけれど、若く見える人なら16歳未満のスペックを覚えておくとその場でスルーされてしまう。大丈夫か。

さらに外国人観光客なんかどうしようもない。もちろん身体検査出来るのならパスポートやクレジットカード、携帯端末など出てくると思う。されど過料程度の違反であり、さらに違反者が素直な態度を示していれば強制的な身体検査など出来ない。5分考えただけで矛盾点が山ほど出てきます。警察、頭の良い官僚だってたくさんいるだろうに。

ちなみに「ながら運転だけ即座に反則金!」としたのは、携帯を持っているから個人情報を入手しやすいからだと容易に想像出来る。単純過ぎる! 逆に考えたら反則切符を本人に対し交付できる違反はスマホのながら運転だけ、ということですから。これまた個人情報無しのシムだとお手上げ。「身分を証明できない状況ならそのまんま警察に来て貰う」でいいと思う。

そうすれば自転車に乗るときは身分証明書を身につける習慣が出来る。自転車の当て逃げなんかを捕まえやすくなるから一石二鳥です。

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1 Responses to “自転車の違反、警察は問答無用で反則キップと息巻くが、違う人の個人情報を申告されたら確認どうする?”

  1. 織田 慶太 より:

    いつも見てます。身分証不携帯なら、両手の全ての指の指紋を取られます。

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