自転車は車道へ?
「自転車は歩道を走れ」の件、ECOカーアジアで皆さんから頂くコメントを見るとまっこと興味深い。大きく二つに分かれま
す。高校生なんか「クルマが悪い」。いや、近視眼的な人の多くは、自分にとって好ましくない存在を叩く。一方、大局的に見る人は「譲り合いの精神が大
切」。厳罰化を望む人も少なくありません。
東京を知らない地域の人の書き込みを読むと、一つ勘違いしていることがある。東京都の場合、歩道の大半は『自転車通行可』か『歩行者優先』(自転車走行可のマークの補助)。歩道を走ることが許可されており、現状だと歩道を走ることは違法行為で無い。特に前者は普通の道と同じだという解釈である。
状況を知らないでモンク言う人もいる
違法駐車の多い東京都内で年寄りや子供の自転車を歩道から閉め出したら、文字通り「死んでもいいのか?」と思えるくらい危険。ここ数日、早くも車道を走っているママチャリの御老人とか出現し始めており危ないの何の! 今日も小学校低学年の子供が車道を走っていた。明らかに良くない方向である。
私はクルマもバイクも自転車も乗る。いや、歩行者でもある。それぞれの立場になると、それぞれの不満を感じます。スマホを操作しながら歩いている歩行者や、狭い道を飛ばすクルマ、逆走してくる自転車。今やバイクが一番交通マナー良いと思えるほど。人間の「業」なのだろう。必ず「オタンコ」が居ますから。
この「オタンコ」をどうするか、というのが問題の本質である。決して「自転車が悪い」ということじゃない。ちなみにクルマやバイクの場合、免許という制度でオタンコを教育し、縛り、さらに万一の際に保証することを義務づけている。今回は自転車をどうしたらいいか、ということです。警察は「車道」に放り出そう
としてる。
本来ならここで動くべきが政治。警察という組織に「建設的な方向での解決」は期待出来ない。政治家の仕事って「高い次元の妥協を目指す」。オタンコの存在を前提に起きつつ、やれるべき対応策なんていくらでも見つかる。すぐにでも行いたいのが自転車の強制保険。それこそ防犯登録のシステムを使えばいい。
自転車を買ったら1〜5年の自賠責保険加入を義務づける。期限表示のステッカーを貼らせ、切れていれば罰則でよかろう。自転車の自賠責保険など事故率を考えれば年間千円にも満たない。保険システムが機能すれば、自覚も生まれる。一段と詳しい教育も始まろう。子供が社会を覚える良い機会になるかと。
一方、自転車とクルマ、人を分ける対策も必要。こちらは国や都道府県でなく、市区町対応にして細かい対応を取るしかない。国に音頭を取らせれば、またぞろ大手企業のコネの温床になってしまう。それぞれの地域にあった細かい対応策で十分だと考えます。自転車問題、アタマを使わないと解決出来ません。
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自賠責義務化はさすがに行き過ぎかと。
自転車の危険性の話が話題になっていますが、はっきり言って都内だけの問題な部分が大きい。
私は都心まで電車で1時間といった所で育った人間ですが、若い頃の生活のまさに足だった自転車が保険義務化なんかになったらと思うとその影響たるや半端でない。
何も官僚の新たな利権を作ってやる事もないと思うのですが。
さらに言えば、郊外で坂道が多く滅多に自転車に乗らない現在ですが、本当に時たま使いたい時の為に1万円で買った折りたたみを所有しています。
これが保険義務化なんてなったらもう捨てるしかないですね。年に数回しか使わない自転車の為に保険料なんて払えませんって。
私は基本的には、都内はもう人間が生活する空間ではないという認識です。
郊外に山ほど土地が空いているので、いい加減、都心一極集中はやめろよ・・・と思っています。
自賠責保険については賛成です。
今は自動車保険にもオプションが付いておりそれに加入していますが、値段を覚えてないほど安かったです。
(管理する天下り団体を警察が作りそうなので心配ですが、ステッカーのシステムも必要だと思います)
ついでに違法駐車の自転車も取り締まるべきで、逆にステッカーがあれば、駅前の有料駐輪場を安くするなどのマナーを守る人がお得になる事もして欲しい。
渋滞の酷い時間帯は、市街地だと自転車と自動車は移動時間が変わらないくらいの時もある。
それを前提に通勤時間などを設定する訳で、30km/h以上出す人もいます。
一方で、おばあちゃんや子供を乗せたお母さんが、徒歩と変わらない速度で自転車に乗るというのもある。
前者は、原チャのような免許制にし、ヘルメット義務付けて車道を走り、後者はヘルメット推奨で歩道で良いと思いますが、それをどのように規則にして区分けするか?
また、自動車の側道への停車をどうするか?これも側道部分にプラスチック製のポールをつけて自転車道を確保すれば、道の真ん中に駐車、ポールが途切れる交差点付近に停車するオタンコが出現し、新たな危険、渋滞を生み出す。
小手先の対応では、何処かに歪が生じて新たな問題が必ず起こるので、根本的な取り組みが必要だと思います。
原動機付き自転車は車道の制限速度30km/hですが、自転車は自動車と同じそうですね。
自転車の自賠責保険
歩行者に対しての加害者になる可能性を認識させるには有効と思いますが、自転車限定になるので、
個人賠償保険の契約を義務つければ他にも適用なるし、良いのではないでしょうか?
自転車が乗り入れ出来ない歩道を自転車が歩行者にベルを鳴らして除けさせる事ありますね。
その昔、自転車に税金が戦後まで掛けられていたので
自賠責も無理ではない。
ただ、盗まれたり複数台所有を考えると所有者に付保するほうが
合理的だと思います。
自賠責保険&罰則、大賛成!!!!
小生個人としては折も折、交通戦争の「害虫」自転車に堪忍袋の緒が切れそうになっていた最中なので。
正確に言えば行政がしっかりしていて自転車通行帯から保険/免許の問題まで完備していればエコなトランスポーテーションたる自転車は時代のヒーロー足りえるし、一定の地位を築き得よう。
ところが現状では交通行政自体がカオスで、警察の姿勢を含めて自転車の放し飼いに等しくなっており我々ドライバー側としては車道にフラフラ紛れ込む自転車に対して何度キレたことか―こうなると行政を憎むべきか自転車とその乗り手を憎むべきか全く鶏と卵の議論になってしまうのだから始末に終えないのだ。
今日も先ほど例によって例の如く、愛車2004年式ヴィッツ1300U-L/92348km走行を駆ってヤボ用がてら八潮経由で草加まで出かけてきたが、さすがに自転車のお付き合いで「時速10km/h」を強いられる「赤旗条例」状態にこそ遭遇しなかった一方で、草加駅から旧国道4号に出る交差点を左折する折に一台の自転車の通過が済んでやっと車を発進させようとブレーキを緩めたその瞬間に目にも止まらぬ電光石火の勢いで、同じ横断歩道を逆方向から別の自転車が愛車ヴィッツのノーズぎりぎりを掠める…..その瞬間小生、どれだけ脳内で瞬間沸騰的にキレたことか―国沢さんならイメージ的に判っていただけただろうか。ここだけの話、心の中では車内にあった空のペットボトルをその自転車に向けて投げつけて、「この害虫め!!」と罵声を浴びせたくなったのは掛け値なしであり、ただ様々なモラル上のしがらみ(そう、ここは中国ではなく日本なのだ!)で平静を装っていただけなことを告げておこう。
かくも血液型Bの例に漏れず「二重人格」(と周囲から言われる)な小生の感情モードが爆発スイッチに入る「寸前まで」至らせしめる付け焼刃の交通行政、果たしてこれが先進国かと言えるか大いに疑問(この辺り、原発問題の後処理といい増税に対する姿勢といい全てワンセットと言えよう)なのと同時に、人の心まですさませてしまうのは由々しき問題に違いなかろう。
その一方で、車道に放し飼い状態の自転車を安全に追い抜ける、現状より10cm幅がスリムなニュータイプの軽自動車がダイハツ或いはホンダから発売されれば大ヒット間違い無しと確信でき、小生もヴィッツの後釜に真剣に検討したいと考えておりますが国沢さんは如何でしょうか?
自転車行政は市町村主体で都道府県へ、必要なら国へと、ボトムアップでやるべきだと思います。市民目線の意見なぞ国や都道府県、ましてや警察が適切に聴集できるとは思えないし…[E:despair]でも本当は市民が自主的に動くべきなんですけどね…。
東京の多摩地区とかなら自治体も革新的だから今後積極的にやってくれると思いますよ[E:sign01]過去に社会党や共産党による革新自治体の歴史がある地域なら市民の意識も高いから、市民運動を自治体もバックアップして先進事例を作ってくれると期待します。
結局、市民の意識が高くて国沢さんがいう「羊」でも「オタンコ」でもないなら自然と要求も高くなるので自治体も動くでしょう。ファシスト都政でも市民の意識を無視して動く訳にはいかないから悲観ばかりすべきではないと思いますね[E:japanesetea]
問題は千葉県みたいに京葉地区を除いて骨の髄まで保守腐敗が進んでる所で、まあ、そんな所じゃ余所を見習うって発想もないし、霞ヶ関をバカにできる程強い都庁と違って県もオタンコだから期待薄ではあります[E:wobbly]そんな所じゃ、最悪全てが自己責任ですね…[E:heart03]
国は永田町も霞ヶ関も元よりオタンコだし警察もオタンコなんで期待するなというしかないかもですね[E:heart03]役所はどこも受け身ですが、その分市民の意識の変化によって変わらざるを得ないと思いますよ。国単位だと国民全体の意識に係るし、省庁の縦割りで玉虫色の結果にしかならないからまず期待できませんが、都道府県なら可能でしょう[E:sign01]こんな日本も一応「民主主義」だそうですからネ[E:bleah]
先生のご意見に基本的に賛成です。
全てというよりは対象を絞った方がいいのかなと思います。
または、分類して、価格を分けるというのがいいともいます。
細かい分類は難しいのかもしれませんが、
いわゆる「ママチャリ」と、ギアが何十段もあり、タイヤが細い、又はオフロードタイプでゴツゴツしていて異様なスピードが出る「スポーツタイプ」に分けるのはどうでしょうか。
私の個人的印象での迷惑な自転車は
何車線もある道路を(大抵はヘルメットと競輪選手みたいな格好をしていたりする)で異様に飛ばして走る「スポーツタイプ」の自転車です。
異様に速いと言っても、自動車に比べれば異様に遅く、交通の流れを乱し、自動車の右側から追い越しをしてきたり、路地を一時停止もせずに飛ばしたり、急に「歩行者」に化けて横断歩道を渡ったり、と、非常に危ない存在だと思います。
最近はこのタイプで、後輪のブレーキを外すのが流行っているそうで、非常に迷惑です。
私の友人にも自転車マニアがいて、異様に細いタイヤに、靴とペダルが一体化する特殊なペダルの自転車を何台ももち、異様に飛ばして(でも自動車に比べると遅すぎる)車道を走っています。
何度も「やめろ」と言っていましたが、何度事故っても(いつも事故は路地の出会い頭に横から追突されている)やめませんでした(結婚を機に奥さんから取り上げられて電車生活していますが・・・)。
このようないわゆる「スポーツタイプ」を、生活の足である「ママチャリ」と分けて、より強い規制と、数倍に高い保険を掛けて欲しいかなと思いますね。
異様に速いスピードが出る自転車が、無規制に増えすぎです。
私は趣味(現在は体力維持が主目的)として、自転車にも乗ります。 愛車は30年近く前のブリジストン・ユーラシアEAGツーリング、通称:ランドナーと呼ばれるもので、通常は埼玉県荒川土手沿いのサイクリング専用道路を走っていますが、途中、一般道路も利用します。
歩道上を走ることは、まずありませんが、一般道路で、こちらが交通ルールを順守し、左側を安全な速度で走っていても、車のオタンコ運転手がおり、接触による身の危険を感じることがあります。
逆に、こちらが車を運転中は皆さんが言われるように危険な乗り方をする自転車が多く、事故を起こさないかハラハラします。 国沢さんのおっしゃるように自転車を車道に追い出すだけでは、全く解決になりませんし、危険です。 また、お互いに相手を非難しているだけでは不毛ですので、以下の提案をします。
自転車は大きく分けると、次の6種類になります。
1)シティ車(俗称:ママチャリ)、2)ランドナー(長距離サイクリング車)、3)クロス・バイク(スポーツ多目的車)、4)マウンテン・バイク(MTB)、5)ロード・レーサー、6)トラック・レーサー
1)〜2)は一般道路走行用で前後ドロヨケ、スタンド、ランプ、ベルを装備しているが、4)〜6)はこれらを装備しておらず、一般道路走行に向いていません。
特に4)の未舗装用ブロック・タイヤ、5)6)のスピードの出るチューブラー・タイヤでの一般道路走行は危険です。 今、問題になっているフリーホイールとブレーキの付いていない6)トラック・レーサーの一般道路での使用など、論外です。
ここで、結論ですが、4)〜6)は競技用自転車として、一般道路は走行不可とすべし。
(自動車界ではラリーやサーキットを走るクルマが一般道路を走れないし、ましては、F1のようなトラック・レーサーが・・・)
問題は、3)クロス・バイクです。 前後ドロヨケが無く、スタンド、ランプ、ベルなどを外しているものも多いですが、これらを全て装着した自転車のみ一般道路走行を認めるとしたらどうでしょう?