規格の共通化
TPPとは関係の無いことながら、自動車業界の大きなテーマとなっているのが「規格の共通化」である。現在、それぞれの国
でそれぞれの規格を取り入れており、微妙に違う。日本の法規の大半はアメリカをパクッたものだけど、完全に同一じゃない。だからこそ衝突基準も排気ガス基準も、別個にクリアしなければならないワケ。
次世代技術である電気自動車や燃料電池車も同じ。安全基準を作ったら、同じ内容の試験をそれぞれの国でするハメになる。充電規格が変われば対応しなければならず、これまた非関税障壁化します。ディーゼルの排気ガス規制も国別対応だから、日本の自動車メーカーにとって高いハードルになってしまった。
基準や規格を統一化したらどうか? というか今や別個の基準を持っている意味が無い
と考える。環太平洋で同じ基準を取り入れても何ら問題ない。アメリカで基準をクリアしているクルマなのに、日本に輸入したら再度排気ガス検査を受けないとダメだなんておかしいこと。衝突安全性だって同じ。日本もアメリカも同等です。
東日本大地震やタイの洪水で浮き彫りになったのがこの点。
被災していない地域や国で同じ部品を作っていながら、規格や基準が少し違うだけで融通しあえないことも少なくないという。様々な地域で同じ部品を作れば、
被災時のダメージを最小限に食い止められるだけでなく、為替の変動あっても全く気にならなくなる。
こう書くと「軽自動車みたいな日本固有
のジャンルが無くなるから反対だ!」と主張する人もいるだろう。もちろん軽自動車にも同じ安全基準や排気ガス規制は適用される。でも軽自動車そのものについちゃ税制の問題。日本国内だけで継続すればいいことだ。アメリカ特有の大型バンパーもローカルルールの一つだと思う。
国境を越えてヒトやモノを動かそうとすれば、共通化しないとスムースに流れない。そして最後に勝つのはポテシャルのある国や地域である。もう一つ。モノを作ったら市場が必要。ゴタゴタしているEUながら、大きな市場を持つ。中国も大きな市場に育った。日本も「どこかのチーム」に入らないと企業は逃げ出すことになります。
すなわち日本の場合、共通化すれば勝ち残れる。逆に共通化しなければ競争力のある優良企業は他の市場を求めて日本から出て行く道を選ぶことだろう。以上、文頭に書いた通りTPPとは関係ない一般論である。そもそもTPPの自動車分野がどういった内容になっているのか詳細が解ってませんから。
・ECOカーアジアは「ダイハツの躍進始まる!」
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自分も共通化はよいと思います。細かいとこは交通環境など違いますから違ってもいいですけど、排ガス規制や燃費表示、衝突安全性などは共通化したほうがメーカーも助かるし、日本政府も企業が海外に逃げ出たりしたら困るのは日本なんだし、柔軟に対応してほしいです。クリーンディーゼルも普及するだろうし。 しかし日本はガラパゴス化が好きだし悪いこととは思いませんが、国益を損なうガラパゴス化はよくないし現政権では期待薄かな。 実情にあわない円高なのも、世界経済は日本にどうなってほしいんですかね?特にアメリカは内政干渉に近いぐらいうるさすぎ。国益の為ならいつも日本にツケを回すし、なんなんですかね?
http://gigazine.net/news/20111105_tpp_trade/
面白いサイト見つけました。
まぁTPPは一言で言えば、他国への内政干渉を自由に行う為のセキュリティホールみたいなもののようですね・・・
アメリカが日本に送り込んできたウィルスのようなもので、後は日本のバカ政治家がウィルスの添付されたメールをクリックしたら、あとは裏口からいくらでも操作可能という事のようです。
残念ならがこのチームには真の意味で参加する事はできないと思いますね。
なぜなら、このチームはアメリカの主要企業の為のチームだからで、後からノコノコ出て行ってチームに加わるという事は向こうの規格を採用するという事で主導権を全て奪われる事になると思います。
もう、話し合うどころか、議論はまとまっているんですよ、アッチの企業有利に。
戦う前から武器を取り上げられ、アッチの支給する一世代前の武器を買わされた挙句、それで最新型の武器持った敵と打ち合いの戦争するようなものです。
度々すみません<(_ _)> 二輪車の免許制度、排気量区分の規格も世界共通化してほしいです。このまま二輪車をイジメまくるような制度を続けたら、それこそ日本の二輪車メーカーは完全に日本からいなくなりそうです。すでにかなり海外生産ですけど…昔ほどではないにしろ日本が世界に誇れる産業だと思います。 危ない、騒音とか駐車場問題、日本人ドライビングスキルなど問題もありますが、二輪車もかなり進化してますし日本からいなくなったらまたまた日本は困ります。 世界でバイクなら日本メーカー!とかブランドイメージをみずから規制で、国内市場ダメにして日本の競争力を落とすのはダメージでかすぎ。 それに車より基本エコですし。
排ガス規制だと、ガソリン、ディーゼルの成分(硫黄など有害物質)が、
国・地域によって、経済的・技術的にもさまざま。
排ガスシステムも硫黄の多い地域は硫黄に強くし、浄化性能は一世代前、
逆に少ない先進国は、高い浄化性能だが、
高濃度の硫黄での耐久性までは求められなかったり
といろいろあるのではないでしょうか?
乗り方、舗装、未舗装、整備環境、渋滞、交通量、気温など、
(この辺は同じ国でも色々ありますが)
一旦整理して、共有できる部分と独自の部分に分けるには、
大変な作業、議論が必要になりそうです。
その上、同じ分野の部品の中でどこの部品を共通にするのか?
ルールを決める主導権は誰が握るのか?
納得できないルールでも強制力があるのか?
モーレツにややこしく、相当なリーダーシップや
利害関係を超えた協力がなければまとめるのは大変。
それでも、ややこしいからヤラナイ!でなく、できる部分から
共通化して行くことは重要でしょうね。
日本人は規制された方が、良い物を作る傾向に有ると思うのは、僕だけでしょうか。
TPPは参加せざるをえないと思います。
是非も無し(良いとか悪いとかデハナイ)有るんだからしょうがない。信長の言葉です。
共通化は、まず軽自動車からでしょう。
現状の、スズキ・ダイハツのシェア見れば解ります。
ジャーナリストの力は無いのか?
以上。