詳しく見たらいろんな意味で「素晴らしい!」。ルノー・クリオのラリー5、日本初上陸です!
ついにルーテシア(欧州名はクリオ)のラリーカーが届きました! 『ラリー5』クラスのラリー車は日本初上陸です。ミズテンで買っただけに私も興味津々! 実車をジックリ見て「こら素晴らしい!」。WRCに出場可能なRカテゴリーのラリー車は、基本的に競技専用車という作りになっている。しかし! ルーテシアのラリー5ときたら、限りなく市販車!
エンジンを思い切り楽しむぞ~!
そもそもエンジンがノーマルと非常に近い。上のクラスの『ラリー4』は簡単に入手できないFIA燃料を使うのに対し、98オクタンでOK。どうなっているのか不思議だったがエンジン見て納得! ルーテシアの市販モデルで最もパワフルなのはメルセデス製1330cc直噴ターボの160馬力/270Nm。ラリー5はそいつを180馬力/300Nmにしたのみ。
ノートの兄弟車です
コンピューターもノーマルベースだからエンジン始動シーケンスはキー捻るだけ。セルだけ回し回転数上げて油圧作ってから火を入れるという手順を踏まなくていい。嬉しいことにオーバーホールサイクルはSS距離で1万km! WRC一戦走って300kmなので、たくさん走れますよ。タービンも1万km! サデフ製のシーケンシャル・ドグミッションは耐久性高い。
運転席回りはノーマル部品がけっこう多く使われている。ステアリングやベルト、シートなどサベルトでお揃い。ハンドル右がシートフレバー(赤ぽっち押して前に押せばバックギア)で、その横にサイドブレーキレバー。前後のブレーキバランスは手元で調整可能だ。ノーマル車をベースに、スポーツ走行するためのパーツだけ交換している感じ。
もちろん触媒だって付く。排気音は思ったより小さいため、日本だと認可されない安全燃料タンクさえ普通タイプにしたらナンバー取れそうな感じ。ちなみに昨年から我が国もラリー期間中だけ公道走行してよい専用ナンバーが交付されるようになった。安全性を重視した燃料タンクなのに日本はダメと言う。「安全重視でしょ!」と国交省を説得してくれたのは古屋議員です。
大誤算だったのがタイヤ! 競技用を履いているだろう、と期待してたら転がし用の標準タイヤ! 最初から装着してある4本と購入した8本の12本でラリージャパンの280km+全日本ハイランドマスターズの65kmを走ろうと思っていたのに、8本になっちゃいました。タイヤ代、高いんですよ! 1本5万円近いですから。おそらくWRC出場チームで一番予算無いです。
ちなみに安全燃料タンクへの給油は専用アタッチメントが必要。聞いたら40万円以上するという! 今年は2回しか出ないのに! 本国に注文したがしばし時間掛かるそうな。そこで喜多見さんが簡易給油装置を「発明」しました。「絶対に入れられないよ」と言われていたのに、給油バルブに全く傷付けることなくするする入っちゃう! これでシェイクダウン出来る!
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最高のオモチャですね!一生に一度でいいからこんな車を運転してみたいものです。応援に行けないのが残念ですが、目一杯楽しんでください。
ラリーカーの納車、おめでとうございます!
市販車との違いなど、とても面白いですね。中でも愉快爽快なのは、喜多見さんの自作メカ。とにかく何とかしてしまう手腕に、凄味すら覚えます。
おろしたての新車で、レースも是非是非頑張ってください。
\(^o^)/
納車おめでとうございます。
うちの家族も先日ルノーメガーヌ購入しました、もうじき納車予定です。購入にあたっていろいろと試乗してみたんですが最近ルノーが面白いですね。
ゴルフとかドイツ車も乗ってみましたが最近のドイツ車は癖が無くなってあんまり面白みに欠ける車になってと感じました。
まあルノーもいつまでメガーヌとかのガソリン車作れるかわかりませんがガソリン車欲しいなら今の内かなと。今時こんなにターボの反応が良いのは珍しいかと。燃費は期待出来ないでしょうけど。
さすがにメガーヌRSは手が出ませんでしたが。
アルカナのE-Techにも乗ってみましたが街中走ってるとぶっちゃけe-Powerと違いが判りませんでした。
ただ国産車と比べて延長保証つけても5年10万kmまでなのはどうにかして欲しいですね。
電装系がValgoとか聞いたことのないフランスのメーカーなんでその辺はちょっと不安かも?
安全燃料タンクが「ダメ」なんてどういう思考回路なんだろうとついつい「お役所仕事」に文句言いたくなりましたが、ラリーカー納車おめでとうございます。
もういっちょ砂を吐かせていただけるなら、スズキの「お坊ちゃま」がもうちょっとセンスがあればスイフトスポーツ(イグニス)ここにねじ込めそうな気がしました。
1.4ターボのFFちょっと馬力に差がありそうですが何だかやれそうな気がします。
でもトヨタがラリー5出すのが(ベースエンジンすらないのに)一番現実的な気がします。
ここからルノーワークスカラーをオマージュしたラッピングとシェイクダウンでしょうか?
回を重ねるごとにツッコミの厳しさが増す栗田女史の攻撃に漸く一矢報いることができるか?
タイヤと燃料給油できない部分をさらに突っ込まれてタジタジになるか、こんなこと楽しみにしちゃいけないのですが、毎回楽しみです。