足を引っ張る人
自動ブレーキについて書いたら、今の日本のダメさ加減を痛感させられるコメントが多くなってきた。いわゆる「足を引っ張る人」ですね。「自動ブレーキ」という言い方がアカンとか「運転支援システム」じゃなく「緊急支援システム」にしろウンヌン。「自動車」と日本語を考えた人にも文句言うべきだ。クルマの技術に夢を持てない?
「悲惨な事故を無くしたい」という”目標”を素直に考えられないのだろう。私はアイサイトじゃなく、ボルボ方式の自動ブレーキシステムでも良いと書いている。目標に到達出来れば(性能だけでなくコストも重要)、どんなシステムだっていい。ここで重要なのは「すでに実現し、魅力ある価格で売ってるメーカーがある」ということだ。
・拍手したくなる! 素晴らしい!
私の理想は上の動画です。ボルボ・トラックの自動ブレーキ装置なのだけれど、会社のPCで御覧いただけなければスマホででもチェックしてみてください。10回の事故のウチ、8回でも未然に防ぐことが出来れば素晴らしいでしょ。しかし夢の無い人は、2回のミスをあってならないことと考えるようだ。ゼロよりいいのに。
アイサイトは使いたくない、とライバルメーカーの技術者が考えるのはOK。だとしたら、同じ頒価で同等の性能の装置を作ればいい。出来ないのに「アイサイトはダメだ」ということに問題あると私は書いている。学者なら「否定」も問題ないです。でもビジネスだと負けだ。自動ブレーキは近年最大の「発明」だと思う。
第2次世界大戦末期、政府側に居た日本の頭脳達は(航空機関係には技術系の頂点が集まっていた)「プロペラ機で音速を超えられない」という後ろ向きの論文ばかり書き、戦略や戦術を練る側はそもそも読み間違いを連発。やがて根性論に終始してしまう。プロペラが限界ならジェットエンジンだと欧米は考えた。
ちなみにアイサイトは自動車業界では非常の貴重な純国産技術である。外来技術の改良じゃない。文句を言う人は、一度ジックリ乗ってみてからどうぞ。
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まさにその通り!
私も心の底からそう思います。
ボルボの自動ブレーキ装置、ボルボ自身がかつての三点式シートベルトのように懐の広さを見せてくれたら悲惨な事故は無くなると思います。
元々商売気のないスバル、トヨタグループじやなかったら「アイサイト拡散希望」をやってたかもしれません。
自分も意見させていただきましたが、正に百聞は一見にしかず。ですねぇ 自分も確かに試乗でXVで使った程度だし。自分でブレーキつい踏んじゃう(笑)からユーザー意外は性能の有り難さは分からないかもなあ。日本のダメさ加減か… うんダメなのかももうもしかしたら?手遅れか? 先生は競争により切磋琢磨してアイサイト以上のコストパフォーマンスを国内メーカー同士でと激をとばしてますが、前にもいったように自分はメーカーの垣根を超えてアイサイトでスバルは技術交換なり共同開発でよりよい物を…といいましたが、競争したほうがいいのかも。でも日本人も日本車もていたらくだし…やっぱり協力なり技術交換、共同開発なり… まあメーカーが決めることだし、小さいメーカーは大変だろうけどスバルも小さいですし、他がだらしないのか。今はアイサイトはスバルの生命線だろうし。お怒りは収めください人それぞれ思うと思考は自由ですしね。先生の話された事で考えも変わるでしょう、多分。カメラVSレーザーの不毛な議論も終わるだろうし。そう考えるとスバルがアイサイトにいたるまで2か3第目?レガシィで歴史がありましたし他メーカーも相当がんばらないとな、スバルはアイサイトに限らず安全に真剣なんだな。他国産メーカーは見習うべき姿勢ですね。
先日フォレスターの試乗をさせていただき、アイサイトもCMのような感じで試させていただきました。
ド素人なので細部がどうのとかはわかりませんが、非常に頼もしい技術だな、と感心しました。
加えて、ドア下の泥よけゴムの設置やソフトなインパネ、ダンパー式ボンネット、シートのステッチやLEDポジションライトやAWD、素人の感覚ながら、乗り味等々・・・車自体の作り込みもよく、フォレスター自体がいい車だと感じました。
対するホンダのCR-Vの技術トピックの無さや作り込みの薄さにガックリきます。
アーバンSUVコンセプト(フィット系SUV)のデザインもあのままデビューならかなり好きなデザインです。
しかし、1モーター2クラッチHVは期待ですが、ジュークのような狭さでは話になりませんので、
広さがあり、人を感知する自動ブレーキがオプションで採用されればいいな、と思いますが、きっと無いのでしょうね・・・
二台持ちなのですぐには購入出来ませんが、ホンダ好きな私でも、今の購入候補の筆頭はフォレスターですね。
ホンダも「人を感知する」自動ブレーキの早期実用化をしていただきたいな、と感じています。
スバルアイサイトは個人的にはすごく完成度の高いOPだとおもいます。
茶々を入れたがって、「スバル」が出している事自体が信用度が低い、と考えている様な気もしますがあれほど早期(数年前から)に、歩行者、車道レーン、バイク、車を認識して制御できるシステムは他に無いと思います。
個人的にはアウトランダーPHEVを現在購入検討中ですが
三菱の運転支援も10万円以下と安価な設定ながら、アイサイトと比べて
「歩行者」を認識しないという事に技術の差を感じました。
あれだけ大きな会社でもその部分ではスバルに軍配があがっているのだと思うと、なぜだろう?というのが率直なところです。
アイサイトはもっと他のメーカーとの「良い差」をアピールしていけばいいのになぁとおもいます。車に対して、良い意味で変な所が贅沢なスバルの良さをもっと認識して、これ同等、そしてそれ以上に良いシステムがさらに普及すれば車に対して安心できる世の中がくるのになぁとおもいます。
ボルボ・トラックの動画を見ましたがホントに「スバラシイ」の一言ですね。感動的でした。でも以前このサイトで見たアイサイトの動画もすごかったです。
それにしても今でもそんな“屁理屈”みたいなコトをいう時代遅れな人が居るとは…。何十年か前には「自動車の自動運転」という言葉にアレルギー反応を示す役人はいましたが…。
このボルボの技術やアイサイトの技術を見て本当に「交通事故を減らしたい」という気持ちにはならないのでしょうか?運転者や歩行者を含めた交通環境の安全の向上はこれから先もっともっとハードルが高くなると思います。
スバルもアイサイト搭載の車種・グレードが限られているのを何とかして欲しい。
スバルのサイトを見てもわからなかったのですが、CCDカメラ搭載とありますが、撮像素子が本当にCCDなのか、CCDを使っていなくても小型カメラのことをCCDカメラという場合が多いですから。
チョット前から(ビデオ)カメラはCCDを搭載している機種は例外で、実際はMOSやCMOS搭載が多いです。
信号読み出しが高速タイプの撮像素子だとアイサイトのさらなる性能アップになると思うのですが、コストアップになったりそこまでの高速読み出し素子が必要ないかもしれませんが。
先週アイサイトの講習を受け次の日に起きたお客様の事故処理をしながら・・・必要な技術には間違いないと確信。他の売りは案外「保険」絡みかな。事故は誤発進による壁への追突でした。アイサイトが搭載されていれば・・・無駄に保険を使わなくてよい、つまり保険料値上げの抑制になる安全装置だと思います。また上手い運転手さんでも怖いのは、おかまする・される事だと聞きますしなにせ普及は必須です。もちろん悲惨な事故防止にもなる。ニュースに取り上げられる様な悲惨な事故、保険代は莫大ですから・・・。読む度国沢先生は完全なシステムをお望み?と思ってしまったので、この評論ですっきりしました。
仰るとおりだと思います。
目的は事故を減らすことですからね。
そういう意味ではアイサイト方式でなくても、なんでもいいわけですが、まずはアイサイトが事故低減案として提案してくれたわけですから、いいことだと思います。
今後、もっといい方式がどんどん開発されればいいことだと思います。
ABSやエアバックが開発された当初でも、足をひっぱる意見が多かったと思います。
どこの国にも、革新的なアイデアや技術を否定したり、凝り固まった考えに執着しようとする人たちはいると思いますが、日本人にはその傾向が強いように思います。電力政策を見ても、なぜ新しい、もっと安全なエネルギーを探らないのか歯がゆいです。敗北から学んだり、成功体験を捨てるということが苦手なのでしょうかね。
ボルボ・トラックの動画見ました。思わず「おーすげー!」と声を出してしまいました。例え止まり切れなくてぶつかってしまっても、減速できれば被害は減らせるでしょうし、絶対装備していたほうが良いですよね。
こういった装備もABSやエアバックのように標準装備される日が来ると、交通事故も減ったりより軽微なものになるのでしょうが。
自動ブレーキの3連載、興味深く拝読しました。センサーの原理と特性から把握している自動車評論家が存在することを大変有難く思います。
なんでスバルだけがまともなステレオカメラを開発できたのか?…みなさん、この点が納得いかないんでしょうね。でも、ちゃんと理由はあります。
大学で教えているような画像処理技術をベースにしてステレオカメラを開発すると、トヨタのようなステレオカメラが出来上がります。しかし、性能はイマイチで、レーダと組み合わせないと使い物にならない。
では、スバルはどうしたか…スバルの開発者も画像処理技術を一通り勉強しました。しかし、こんな手法では実用になる性能は得られないと早々に見切りを付け、基礎的な部分から独自の方法を地道に開発したのです。
なんでそなんことが出来たのか?…まず、開発のスタート時に研究所のトップが「あえて10年かけて開発し、他社の追随を許さない技術を構築せよ」と命じたこと。そして開発の主査のS氏が物理学出身で、真理探求、原理創出の能力が高い人物であったこと。…しかし、S氏が考案した画像処理方法は、左右2台のカメラの特性をピンポイントで合わせる必要がある。そこで2台のカメラの特性を精密に自動調整する技術を開発、これに1〜2年…その他諸々…スバルのステレオカメラは色々な技術の積み重ねで出来ています。長い時間は伊達じゃないです。
現在、スバル以外にもステレオカメラの開発をやってるメーカーはあるでしょう。きっと、会社のトップは「早くやれ」と急き立てて居るでしょう。そうすると手っ取り早く一般的な画像処理手法を採用するでしょう。その結果、ステレオカメラの性能はイマイチ⇒レーダと併用が必要⇒競争力なし…となるのではと心配してます。
スバルスピリットって、良い物を創るには手間と時間がかかるものだ…とトップも技術者も認識してることでしょうかね?
バイクのABSでさえいまだに抵抗のある人が初心者ベテラン問わずいますが、中にはGPのトップレーサー以上に優れたシステムのものもあります。
ウェット路面などではもう圧倒的にABSでしょう。自分はオプションがあれば必ずABSを装着しています。
あと何年かすればほぼ完璧なものが出てくるでしょうが、次の買い替えは自動ブレーキ搭載車を必ず選択すべきでしょう。
スバルのアイサイトって、もともとは電波式の誘導システムが使えないところで、富士重工の軽飛行機が自動着陸できることを目的に作られた技術だったような、、、(自信がありません、済みません)
そもそも目標値が違うのだからアイサイトが優秀なのはある意味当たり前、それよりも航空機の技術を安価に自動車に提供した英断をたたえるべきです。
否定しちゃいけません。
nogawanさんのコメントを拝見して「教科書を理解した上でそれを疑う姿勢」が大事だと思いました。
教科書を疑ったスバルと教科書を信じて疑わなかった他メーカー・・・・・竹島問題とムリクリこじつけますが独島啓蒙(洗脳?)されている韓国の子供たちもどうか教科書を疑う姿勢を身につけてほしいです。