身近なPM2,5
PM2,5と言えば、最近の中国の大気汚染の指標になっているため皆さん御存知のことだろう。「ナノ粒子」などとも呼ばれ、ミクロンよりさらに下の単位で計測される。目視出来ず、鼻や口から肺に入ると、そのまんま血液中に溶け込むと言われており、身体に対する影響は定まっていない。詳しくは以下を参照のこと。
これまでPM2,5はクリーンディーゼルから大量に排出されると言われてきた。しかし国立環境研究所が直噴ガソリンエンジンを計測したところ、従来のポート噴射エンジンの10倍ものPM2,5を排出していたという。詳しい内容に付いちゃ下にリンクしておく国立環境研究のレポートを御一読頂ければ、と思う。
参考までに書いておくと、国立環境研究所のレポートに出てくる国産の直噴エンジンは、マツダのスカイアクティブ1,3リッター。そして輸入車の直噴エンジンがVWの1,2リッターターボ。ターボ無しとターボ付きをごっちゃにして「国産」と「輸入」と断じているところが役所らしくて大笑いするところですけど‥‥。
さて。同じPM2,5であっても、どんな物質なのかで人体に対する加害性は大きく違うと考える。今回のPM2,5は主として炭素とのこと。古代から地球上に最も多いPM2,5だと言われている。ディーゼルから排出されるPM2,5になると、若干加害性が高いらしい。むしろ知りたいの、加害性の高いPM2,5である。
中国のPM2,5も大いに気になるところだけれど、自動車の排気管の近所に居れば、はるかに高い濃度を吸い込むことになる。ニオイがせず、黒い煙も見えないから、とディーゼルの排気管の近所に滞在したり、子供を近寄らせることは避けておくべきだと思う。私はアレルギー性疾患の原因になってると考えます。
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