車重986kgに1万2100回転回る663馬力のV12を搭載! ゴードンマーレーの新作です! すげぇ!

全16戦のウチ15勝を挙げたマクラーレン・ホンダMP4/4の開発者として知られるゴードンマーレーはF1引退後、ロードカー作りに情熱をつぎ込んできた。BMWの12気筒を搭載したマクラーレンF1やメルセデスのマクラーレンSLRが代表作。そんなゴードンマーレーながらマクラーレンと訣別し、東レやヤマハのコンセプトカー作りをするカロッツェリアをやってました。

けれど「やっぱり自分のクルマを作りたい!」になったんだと思う。ついに「ゴードンマーレー・オートモーティブ」という会社を立ち上げ、今回『T.50』というオリジナルモデルを発表したのだった。何より驚くのが986kgという驚くほどの軽さ! 搭載されるのはコスワースの4リッター12気筒663馬力! ボディサイズ4352mm×1850mmで巨大化する一方のスーパーカーと一線を画す。

ゴードンマーレーにとって12気筒とセンターコクピット、マニュアルミッションはお約束のアイテム。加えてブラバムで手がけたファンカー(ダウンフォース出すため車体後部のファンで車体下面の気圧を下げる。F1では即座に禁止)も採用したかったんだろう。スペックを見ただけで「こいつぁ速いぞ!」と思う。カッコより中身! スーパーカーというよりレーシングカーだ。

最高出力回転数1万2100回転! これをマニュアルミッションに乗りこなそうとすれば、相応のドライビングテクニックが必要。いや、体力もですね! 私は年齢的に無理だろうなぁ。なんせパワーウェイトレシオ1,5を切ってる! ジイサンだと助手席に座った状態で全開走行されたらフル加速でボケが進行し、コーナーじゃ肋骨折れそう。フルブレーキすると首の骨が折れる? 

価格は3億円! 100台の限定生産とのこと。すでに3台オーダー入れた日本人がいるそうな。なるほどお金持っていたら3台買って1台乗る。少量生産のためプレミアム付くのは確実だから、2台は高値で売れば実質的にタダで1台を手元に残せるのだった。まぁ3台売ってくれるかどうか不明ですが。世界中のお金持ちが同じようなことを考えるでしょう。

<おすすめ記事>

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ