軽自動車も電気自動車にしなくちゃならない、という見解が出ました!

最初に東京都の2030年ガソリンエンジン販売禁止や、2050年間カーボンフリーについて再確認しておきたい。国の方針を素直に読めば、1)2030年東京都規制はハイブリッドでオケ。もっと言えば2030年から事実上フルハイブリッド車じゃなければクリアできない2030年CAFEが今年3月に決まっていたため、大きな問題とする方がおかしい。

2)2050年カーボンフリーは化石燃料で走るならカーボンフリー燃料にしなさいというもの、ガソリンを使っちゃいけない、ということじゃない。ただ藻やミドリムシから作るカーボンフリー燃料や、どこかで二酸化炭素を回収するコストが上乗せされたガソリンはきっと高いので、ヒストリックカー用。普通の人からすれば電気自動車しかないと思う。

3)2050年にカーボンフリー目指す。2050年に普通のガソリンは売りません、ということを意味する。その場合、クルマの寿命を考えたら2030年代半ばから実質的に全て電気自動車になる、ってことでしょう。世界の流れを考えると当然か。実現出来るか出来ないかは別問題ながら、とりあえずソチラの方向を目指すことになります。きっとそうなるだろう。

少しばかり不透明だったのが軽自動車の扱い。軽自動車は生活の道具なので優遇すべきだという意見も多い。しかし政府による最新の見解によると「軽自動車も例外としない」。私はガソリンスタンド不足になる地方で使われてる軽自動車こそ電気自動車がいいと思ってますが。こうなると面白くなってくるのが超小型モビリティ。なかでも「認定車」です。

ボディサイズは軽自動車と全く同じ。最高出力も8kWh(約11馬力)まで向上させている。このカテゴリー、中国で売れ行きが急上昇しているK-Carと呼ばれている小型電気自動車と重なります。何度も出てくるGM五菱の『宏光mini』のカテゴリーだ。大ヒット車になりつつあるため、バックマーカーがたくさん出来てくるだろう。品質競争も激化する。

2年もすれば相当レベルの高いK-Carがたくさん出てくることは疑う余地無し。60万円で実質航続距離120km。最高速60km/hならリミッターで70km/hくらいか? そんな価格&性能でエアコンまで付く超小型モビリティ出てくれば高額になるだろう軽自動車なんか不要。ユーザーからすれば代替の移動手段あればいいですから。軽自動車は生き残りをかけた勝負が必要となる。

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