電動スーツケース、6km/h以下ならセニアカーと同じで全く問題なし。歩道も走れます

電動スーツケースに乗っていた中国籍の女性が書類送検された。法規的にどうかといえば、今回問題になっているタイプは最高速13km/hというのでアウツです。原付1種扱いになり、免許や自賠責保険の加入が必要。登録してなければ脱税も上乗せだ。この手のスーツケース、新型コロナ前から中国で流行っていた。空港のコンコースで何度も見かけましたね。

上のタイプは海外向け。日本だと公道で使えない

ちなみに飛行機に持ち込めるかどうかはバッテリー容量で決まる。電動スーツケースに内蔵されていれば160WhまでOK。中国の空港はコンコースが長いのだけれど、5~6kmなら走れてしまう。何度か買おうと思ったけれど、日本だと法規的に無理。公道は前述の通り原付1種になるし、空港のような限られた場所だって管理者が使用しちゃダメと言えば使えない。

この製品は最高速を6km/hにすれば合法

ただ最高速を6km/hに制限すればシニアカーや電動車椅子と同じ扱いになり、免許不要。登録不要。歩道走行可になる(空港内やショッピングモールなどは管理者の判断)。高齢の方が飛行機に乗るような時は便利だと思う。羽田空港など電動車椅子があるけれど、確実に使えるワケじゃない。自前なら安心だ。この際、前向きに考えてみたらどうだろう。

もちろん6km/hを超える速度が出るタイプはダメ。乗れる場所の制限も必要だと思う。ここまで読んで「普通の人も使うのでは?」と考える人もいるだろうけれど心配無用。6km/hだと遅くてイヤになる。しかも普通の大人がこんなモノに乗りトロトロ移動していたら超カッコ悪いです。6km/h、ホントに遅い。むしろ電動アシスト付きの大型トランクとかニーズありそう。

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2 Responses to “電動スーツケース、6km/h以下ならセニアカーと同じで全く問題なし。歩道も走れます”

  1. まさに~ より:

    阪急電鉄大阪梅田駅の改札口前でまさにこの電動スーツケースに乗っている女性を見ました。
    中国人かどうかはわかりませんがおそらくアジア系の方だと思います。
    それほど年輩の方という感じには見えませんでしたが、これに跨って移動している姿が国沢さんが仰るように激しくカッコ悪かったです。
    子供だと可愛く見えますが、大人だと罰ゲームにしか見えないですね。

  2.   より:

    速度の問題もですが、何より車椅子やセニアカーと違って「健康な健常者が乗る」ので周りの人間が避けよう・距離を取ろう・見守ろうと言う認識が出来ないのが問題かと。
    10km/h以下の速度でも死亡事故は数多く起きてますし、乗り手に「乗り物に乗って事故を起こせば速度に関わらず死人が出る」と言う認識が無い以上は死亡事故は避けられないと思います。
    そして障害者や高齢者向けなら電動車椅子やセニアカーにトランク付けたらいんじゃね?となるので、残念ながら電動スーツケースはギークの玩具以上の価値は無いと考えます。

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