電気自動車と原発
電気自動車の普及は原発と切り離せない。個人的には「安全さえ確保出来ていれば原発やむなし」という考え方をしてきた。これ以上増やすべきだとは思えないけれど、壊すこともないという超消極的な支持と言い換えても良い。加えて原発は安全だと自分自身で納得していたからだ。
電気自動車の問題を掘り下げるにあたり、原発の安全策についてのコンセプトを原発中立派の人にコーチしてもらった。今回の地震、直下で発生していればもちろ
ん耐えられなかったろうが、周囲の建物が残っていることを考えると、設計通り作ってあれば揺れ自体は問題なかったろう。
納得出来ないのは、少なくとも5重くらいの安全策を持っているハズなのに、今回の事故を見ていると1)ディーゼル発電機が始動しなかった。2)電源車から電源を取れな
かった、という二つのトラブルを抱えただけで破綻しかかっていること(17時現在すでに相当クリティカルである)。
そもそも一つ目の安全策であるディーゼルエンジンを、なぜ稼働させられなかったのだろう。少なくとも半年に1度くらい始動チェックしていれば、大きな問題にならなかったハズ。ちなみに福島原発1号機のディーゼル発電機、平成19年にトラブルを起こしている。
誰が安全のチェックをしているのだろうか? 菅首相は「10km圏内の住人に退去を命令した」だって。こんな事態、本来
あっちゃいけないこと。それが「申し訳ない。緊急避難してください」でなく「命令した」。NHKの出ていた解説の東大教授は「安全です。問題ありません」
の一点張り。
こんな甘い認識で危険性の高い原発を運用するのは難しいんじゃなかろうか。事態は廃炉を前提としたホウ酸の注入を行う段階を迎えている。枝野さんは会見で「ヨードを用意している」。これは不安感を大幅に増大させること。大量の放射能漏れを前提としているのだから。相当厳しい状況だ。
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竹原 信一さんや武田 邦彦さんもマスコミには懐疑的です。
私の知り合いで原発の安全性数値を計算するソフトを作っていた人が居るのですが、仕事と言えば、安全基準に収まるように計算の各パラメータを誤差として許容される上限と下限をうまいこと調整して基準に収まる数値を作り上げる事だったそう。
自分のやっている仕事に誇りが持てないのか、マイコンショップ仲間の私達のところに寄っては愚痴を言っていました。
はじめに原発建設ありきでやっているので安全性は全く信用していませんでした。
それにしても、今回は震度6ぐらいでこの体たらくは酷いですね。震度7でも安全ぐらいのつもりで設計していたのではないのか?
余りにも脆くてビックリします。
やはりプルサーマルも高速増殖炉も全面中止。
これしかないでしょう。
電気自動車やプラグインハイブリッドでスマートグリッドの構築を目指すべきと思います。
「少なくとも5重くらいの安全策を持っているハズ」… 仰るとおりですね! ディーゼルエンジンの始動ができなかったのか、始動して発電を始めたら電気系で問題が起きたのか…? お粗末な話です。 これは地震や津波が原因ではないでしょう。 冷却水ポンプの機械系統にバックアップ体制がなかったのか、ディーゼルエンジンが始動できなかったときのNAS電池によるUPSはなかったのか… 東電の怠慢による責任は重大です。 独占事業の上にあぐらをかいき、素人は黙っていろと日ごろから傲慢な思い上がりが今回の事故の原因だともいます。
新潟地震の時、柏崎の原発では今回のような大きな問題はなく「安全なんだ」思っていましたが、今回は、絶対に起きてはいけないことに近づいていました。
今日早起きしてTVをみたら、海水を入れなんとかなりそうということで、ほっとしています。しかし、ほかにも冷却に問題を抱えている原子炉は、複数あり3号機も加わったようで安心できません。
自衛隊や消防関係者など、困難な中の対応に頭が下がります。
原発について、もう一度考えなければと思いました。
タイムリーな事に『週間漫画ゴラク』で連載中の『白竜LEGEND』で今「原子力マフィア編」が進行中です。『白竜』といえば極道マンガとして全国的な人気がある作品ですし、読めば内容について入念なリサーチ&分析がなされている事がすぐに分かります。編集部全体が「題材収集部」「リサーチ部」「ストーリー構成部」「執筆部」等の完全な分業体制になっていておよそマンガの製作体制とは思えない完璧な体制で作られている『ゴルゴ13』程ではないにせよ、最近の良質なマンガ(もちろん粗悪な物も山ほどありますが)は二流三流の週刊誌など足元にも及ばないリサーチを元に様々な分野に関する知識を与えてくれます。「原子力マフィア編」では原発の驚くべき超ズサン&無責任体制が赤裸々に描かれてます。国沢さんも一度偏見抜きで「原子力マフィア編」を読まれてはいかがですか? 最新の3/25号がまだコンビ二等で買えると思いますが、この号の内容が一番衝撃的です。『ゴルゴ13』『白竜(これはテーマにもよりますが)』は現代社会で今何が起こっているかを知るための情報源としてオススメですよ。「知識」を得るためのアンテナは幅広い方がいいと思います。
ニュースによれば地震ではなく津波でディーゼル用の燃料タンクが流され使用不能になったとのこと。
なので、起動試験うんぬんはまったく関係ない話です。
単に津波に対する対策がなっていなかったのでしょう。
大学教授が原発に対してネガティブコメントをすると今後の研究予算の獲得に支障をきたすので、本当のことが言えないだろう・・・というのは容易に想像できます
しかし 枝野官房長官が原発の会見で細かいことを原稿棒読みでしゃべっているのは違和感ありです
中学生でチェルノブイリの雨(おそらく)を浴び、20代でJCO事故の生活被害(職場がすぐ近くだった)を受けた自分が言うのもなんですが、地元はそれなりに雇用や恩恵は受けられるのが原子力発電所。
けどJCO事故で味わった、本当の情報が無い!放射能は見えない、そして切ない絶望的な恐怖。もう味わいたくないので、今は火山がある地域に住んでいます。(笑)
原子力発電所っって、すぐ作れるぞ!という核ミサイルの代わりの抑止力という意見もあるけれど、もし地震が茨城沖なら次は東海村ですね。友人も家族も被爆決定。そして東京は...。
国はそこまでして、今回のような恐怖を味わいたいのかなあ。どうやっても安全じゃないみたいなんで、もうやめたら?って感じです。
まずは、震災で大きな被害に苦労してる方々に御見舞い申しあげます。レスキューや消防で頑張ってる方々や地方自治体の方々、東京電力の現場作業員の方々に謝意を申しあげます。電気自動車と原発についてですが、原発に反対ではない立場です。さかし今度の事象により、わが国ではまだまだ電気自動車の普及を急ぐのはあまりよろしくないと思いました。この事を教訓としより安全かつ安定した電力供給のシステムができない限り、電気自動車を急速に普及はどうかと。電池を使わなきゃでなきゃもう自動車じゃないみたいな風潮やプリウスじゃなきゃエコに反するかのようなマスコミの誘導は辞めてほしいです。 電気自動車に移行するにはまだ日本国は無理があるとおもいます。 まずは内燃機関の燃費向上、ハイブリッドの更なる電池容量軽減、モーターの依存度を減らしながらかつ燃費の向上、資源軽減を目指すべきな気がします。プリウス以来なんか日本は自動車に関して、誘導的メディアに踊らされたことも悪いですが、かなり健全じゃない気がします。自分も反省します。
安全性確保は非常に難しい問題だと思います。様々な事柄を考慮し、いくら机上での安全性が問題なくても実際とは違うと思います。だから車も衝突実験を実施するわけでしょうし。
机上論で完璧でも実際の状況に対応できるかどうかは不明だと思います。例えば「震度7程度でも大丈夫」と言われても、実際に周辺の土地に振動を加えることはできません。原発は失敗が許されないものであることは当然ですが、国としてそのあたりをどう考えていたのか。
今回の結果を今後に生かしてほしいものです。
それとマスコミ。
あいかわらず無神経な取材が多いと感じてしまいます。
ヘリで上空から「〇〇で助けを求めている人がいます」
など映像を流しているだけ、また、避難所で「どうですか?」と無神経な質問。小学生くらいの女の子にも「どうですか?」と。兵庫県南部地震のとき、ヘリで上空を飛んで火をあおり火事が大きくなったこと、ヘリの音で助けを求めている人の声が消されてしまったこと(福知山線脱線事故のときも同じ)、これらの教訓が全く生かされていないと感じます。
20年程前に徳大寺有恒さんがテレビ番組で電気自動車のメリットについてこう語っていたはずです。
「たくさんの自動車から排気ガスを出すよりも発電所の煙突一本から煙を出す方が将来、画期的な触媒が出来た時に浄化処理し易い」
この時、徳大寺さんは「原発シカト」しましたが、今改めて原発を考える上でこのシカトっぷりはとても参考になると思います。
徳大寺さんは3・11を予見していたのかも?
度々、コメントする高校生です!先日、卒業いたしました。
大学生と思いきや、残念ながら浪人生となってしまいしたので、今年のコメントはあまり出来なそうです。1年間頑張ります。
まずは、地震の被害にあった方の1人でも多くの無事をお祈りいたします。
さて、原発の件でいろいろ騒がれてますが、今回の事件で日本国民は原子力発電所の恐ろしさを思い知るのだと思います。私はツィッターをやっていたので、様々な人の「つぶやき」を見ました。
なかでも、「今回の事故は、原子炉本体の事故じゃない。冷却系の事故だ。馬鹿が騒いで、不安を煽るな。」といった内容を目にしました。
なんと、無神経な発言でしょう。これほど危機的な状況にありながら、まだ寝ぼけたコメントを見ると、悲しくなってきます。原子力発電所は二酸化炭素を排出しないからエコな発電所と言いますが、エコイメージを押し付けた最低な発電所だと認識しています。被爆国でありながら、原発の恐ろしさの認識が甘いことが、不思議でなりません。まだ、火力発電所で二酸化炭素を撒き散らした方がマシです。
理系な学生なので、以前気になって原発について調べましたが、放射線がヒトに与える影響は凄まじいです。ここでのコメントは避けますが、原発事故の写真など、まともに見てられません。検索すれば、すぐに出てきますが、とにかく恐ろしいです。頭でっかちな科学者や専門家がテレビで、原発の安全性を主張している様は、見苦しくてたまりません。
もはや日本国民という枠を取り払い、我々人類はチェルノブイリやスリーマイルの原発事故を、すでに経験しています。チェルノブイリに関しては事故当時、多くの作業員を被爆死亡覚悟のもと、発電所の回りを囲いました。未だに、放射線が多く検出され、周囲は立ち入り禁止区域に指定されています。さらにその囲いも老朽化が進み、再び補強が必要とされています。この先数十年、ヒトが生活し生きていく事が出来ない場所なのです。今でもチェルノブイリ発電所内部では、無防備のまま入って行った職員の遺体があると言われ、運び出すには数世紀かかると言われています。
私は、原発反対です。中学生の頃に、六ヶ所村の反対運動にも署名しました。日本において使用済み核燃料の処理は完璧に出来たことは、ほとんどありません。…そして、原発は安全だと言う人達に言いたいです。本当に確実な安全が確保出来るのなら、東京のど真ん中に作れば良いハズです。電気の送電エネルギーロスも、少なくなります。それが出来ないのは…そう。言わなくても分かるハズです。地方に住む方は、死んでも良いと言うのですか。なんで、福島や新潟が建設場所に選ばれるのですか。…汚ならしい原発派の考えが、見えてきます。
発電量が少なくなって困るなら、火力に切り替えて欲しい限りです。ヨーロッパでは原発を撤退している国もあります。そのかわり、次世代エネルギーを本気で考えなくてはなりませんが、とにかく原発は夢も希望もない、エネルギー施設であると、私は思います。確かな安全は、確保されません。それでも原発を奨めたいなら、「なにがあっても」100%安全を確保して欲しいです。たかが、津波による冷却系の故障では済まされないのです。
長文、失礼いたしました。
初めまして。
原子力の運転に直接関わる仕事をしているものです。
今回の事故については、正直、私たちも驚いております。
被災者の皆様には心よりお詫び申し上げます。
しかし少々の誤解を覚悟して、弁解をさせてください。
(なにぶん正確で詳細な情報が少なく、憶測の域を超えない部分が多いですが、ご勘弁ください。また長文となりますことご容赦願います。)
まずは地震の被害についてですが、
原子力発電所は震度7程度の揺れでは致命的な事故に至らぬよう設計・施工されており、今回の地震でも原子炉は確実に停止し、揺れによる工学的安全系の健全性にも問題はなかったようです。
(3年前の中越沖地震のときも柏崎原発は安全に停止しています)
しかしながら今回は地震後の津波が設計の想定を大幅に上回っており、おそらく津波により水際に設置された冷却用の海水ポンプが全滅し、
電源設備についても想定を大幅に上回る津波により海水が電源設置エリアへ浸水し、冷却水ポンプを駆動する動力も使用できなくなったものと推定されます。
(福島第一は海水ポンプが屋外に設置されており、津波を直接かぶったものと推定されます。これに対し福島第二は海水ポンプが専用の熱交換器建屋内に設置されていること及び電源設備も浸水しずらい場所にあったために津波による直接的被害を緩和できたことで福島第一ほどの事態にいたらなかったのでは?というのが私の予測です)
ちなみに原子炉の設置指針では、設置地域の津波の高さ等を過去の文献まで遡って調査し、最大値に十分なマージンを見込んで決定しているものと記憶しております。
では原子炉の設置にあたりどの程度までの津波を想定すれば良いのでしょうか?
十分に費用をかければ、たとえ20m級の津波に襲われても使用に耐えるものが建設可能と思います。
しかし、その際の金額はすべて電気料金に転嫁されますのでエネルギー他社との競合や電気を使用していただく国内企業の国際競争力などの面から非現実的だと思います。・・・東電も一応営利企業です(笑)
かといってすべてを火力や水力に切り替えることは将来の環境負荷やCO2の排出権、今後の原油価格上昇などの面からこちらも現実的ではないと思います。
以上のような理由から、現在の津波に対する設置指針は確率論的に十分許容できるものだと自分としては思っています。
ちなみに国沢さんがおっしゃっている非常用ディーゼル発電機(D/G)の健全性確認ですが、1プラントにつき3台のD/Gを備えており、それら各々の動作確認を定期的(1回/月)に実施し、万が一不具合を見つけた場合は原子炉を即停止する旨、法律で定められており、現実にそのように運用されております。
また話題に登っている多重の安全対策ですが、ごく簡単に説明しますと下記のようになっています。
(余談ですが、原子力の安全思想の基本は「核分裂を止める」「燃料を冷やす」「放射性物質を閉じ込める」の3点です)
1.放射性物質を閉じ込める燃料ペレットと燃料被覆管、燃料が入った圧力容器、その廻りを囲む格納容器、さらにその廻りに原子炉建屋があります。また原子炉建屋の空気に放射線物質が含まれた場合、それらをフィルタ除去して放出する「非常用ガスト処理系」
2.原子炉で水漏れが発生し冷却水が漏れだした場合に原子炉へ水を補給し燃料を冷やす「非常用炉心冷却系」が3系統で計5台。
3.その「非常用炉心冷却系」を駆動する電源を供給するD/Gが3台。
4.上記「非常用炉心冷却系」とは別に、原子炉の蒸気で駆動し、DCバッテリーで制御する「原子炉隔離時冷却系」が1台。
5.地震等の非常時に制御棒が挿入されず、原子炉を未臨界に出来なかった場合に備えた「ホウ酸水注入系」が2台。
上記設備については、いずれも定期的に試験を行い、健全性の確認を行っていますが津波による浸水被害でほとんどが正常に機能せず今回のような事故に至ったものと思われます。→その意味ではアインさんのコメントが一番的を得ていると思います。
放射線管理については専門外ですので詳細なコメントは誤解を生む恐れがあるため控えさせていただきます。
申し訳ありません。
また原子力マフィアについては直接拝見していませんので何とも言いようがありませんが、現実をかなり大げさに表現する劇画特有のものだと考えています。(要するに限りなくフィクションに近く、信頼性には疑問ありということです)
話題がまとまらず恐縮ですが、いずれにしても今回、原子力発電を継続するかどうかについて真剣に議論するところまで来ていると思います。
自分としては必要な津波対策を施した上で、以下の理由で当面は原子力の運転を継続すべきと考えています。
1.放射能漏れこそ発生しましたが、原子力災害による被害は他の地震被害に比べて軽微であること。(誤解を招く発言ですが敢えて書き込ませていただきます)
2.既に述べた通り、現状のエネルギー事象や将来の環境問題を考えると多少のリスクを考慮しても当面は原子力に頼らざる得ないこと。
3.その代わり原子力に変わる代替エネルギーの開発を国策として総力を挙げて開発し、早期に実用化すること。(家庭用燃料電池の普及など)
以上、文章の表現力不足でうまくお伝えできない部分が多く、もどかしく思っておりますが、誤解を恐れず書き込みさせていただきました。
なおメールアドレスについては今回は記入いたしませんがご要望があれば別途連絡させていただきます。
下記は中部電力の話なので東京電力にも当てはまるか分かりませんが
作業をしている社員は派遣社員が多く被爆量の関係で頻繁に入れ替えをしている現状があるようです…
http://www.janjanblog.com/archives/28116
http://www.janjanblog.com/archives/28037
専門家じゃないですが、ネットで情報調べたり
映像見たりすると不安になります。
国や東京電力を信じて良いのでしょうか?
私の隣の市には川内原発がありますが、こんな映像流れたら指示が無くても避難します。
福島第一原発3号機の爆発映像
次は2号機も危ないようです。
再度、長文失礼いたします。
「圧力抑制室損傷の恐れ」の報道についてですが、
圧力抑制室の圧力が低下したこと及び発電所敷地周辺の放射線量が上昇したことなどから判断するとほぼ間違いないと思います。
これは放射性物質を封じ込める機能の喪失を意味するもので、今までの原子炉建屋の爆発損傷よりも危険な状況と言えます。
破損箇所については水面下での破損があれば圧力抑制室の水位が低下するはずですが朝の報道以降、続報がありませんので何とも言えません。
(「圧力抑制室の圧力が低下」という言葉を額面通り受け取れば、水面下ではなく、空間部分で破損が生じたと考えられます)
ただ損傷の規模や場所がいまいち不明なため、今後、どの程度の放射性物質が環境に放出されるのかは分かりません。
また不幸中の幸いなのは、破損箇所が圧力抑制室だったことで、これがもしも格納容器ならばさらに大量の放射性物質が直接放出されていたと思います。
福島第一2号機については炉心へ注水継続するも半分程度しか冠水していないということなので、もしかしたら圧力容器にも一部損傷があり、そこから注水した水が漏れだしている可能性もあると思います。
あるいは単に注水量が蒸発量に追いつかないだけかもしれません。
さらに憶測ではありますが、4号機の使用済み燃料プールの水が蒸発→水位が減少→燃料が水から露出→燃料表面が酸化→水素発生→何らかの原因で爆発・火災発生→放射性物質放出→屋外線量急上昇という事態になっているとの事ですが、5/6号機についても4号機同様のリスクがあると思います。
とにかく現在最優先する事は、
1.除熱が必要な部分(炉心や燃料プール)に水を供給する。
2,その水を継続して冷やす。
ことです。
そのためには動力が必要ですが、どのような手当をして動力を確保しているのか良くわかりません。
また高線量区域下での作業となりますので、通常よりも仕事がはかどらないことと思います。
いずれにしても本当に予断を許さない非常に厳しい状況が続いているようです。
現場の東電職員・自衛隊員及び消防職員の皆様、放射線防護に配慮し、
精一杯がんばってください。
私たちも近いうちに応援に駆けつけると思います。
追記
先にアップしたメールで「放射能漏れこそ発生しましたが、原子力災害による被害は他の地震被害に比べて軽微である」と述べましたが、事ここに至り、放射性物質拡散が現実的になってきました。
失言を撤回するとともにお詫びさせていただきます。
それにしても東電の記者会見はひどすぎです。
また今日まで政府と東電の緊急対策本部が別々だったという事に愕然としました。
東電と通産省幹部は、事故直後に現地のオフサイトセンターへ赴き、陣頭指揮すべきだったと思います。今からでも間に合います。
下の方の某関係者とかも初期は楽観的でしたのに、お詫びしたってどうしようもないレベルまでやってきました!
東電のお偉いさんもそんな感じなんでしょうね!
関係者ぶってて無責任な発言はテレビマスコミだけでたくさんです。
私は、四国に住んでいますが今回の災害で自分が何かできないものかと歯がゆい思いをしています。義援金に協力しましたが。できれば水や食料を車に積んで現地に駆けつけたいと思いますがあまりにも遠く、現地でのガソリン不足も考慮すると実行できません。ただふと思ったのですが津波で大量の車が押し流されていましたがそれらの車のガソリンタンクにはまだかなりガソリンが残っているものもあるのではないかと思うのですがそれらからガソリンを回収して復旧車両や医療車両に回せないかと思うのですが現実的には、横転したりした車や海水に浸かった車のガソリンタンクには使えるガソリンはないのでしょうか?
今回の福島原発事故の冷静さを欠いたマスコミの報道ぶりに業を煮やして
いた一人として、発言させて頂きます。
昨日NHKのニュースによると、今回の地震では原子炉は安全に停止し、炉心
を冷却するディーゼルポンプも正常に機能していたとのこと。ところが、
1時間後に巨大津波に見舞われて、炉心を冷却するための設備が完全に破壊
されてしまったということです。
伊豆008さんが仰っている通り、原子力発電所は震度7程度の揺れでは致命的
な事故に至らぬよう設計・施工されており、津波についても過去の文献まで
遡って調査し、最大値に十分なマージンを見込んで建設されているというこ
とです。
ところが、今回の津波は500年に一度という巨大なもので、10mの防潮堤を
も越えて被害をもたらしたものです。
防潮堤の高さが20mであれば今回の津波にも対処できていたでしょう。でも
単純に防潮堤の高さを2倍にするのでは何の意味もありません。高さを高く
すると同時に巨大なエネルギーを跳ね返す強度が必要です。そうなると莫大
なコストが掛かり、原発は非現実的な設備になります。
民放の報道では、津波による炉心冷却施設の倒壊を殆ど取り上げずに東電の
手際の悪さばかりを取り上げて国民に不安を煽るものが目立ちます。
今回の災害は世界が注目しており、マスコミによる報道は日本経済にネガ
ティブに働いて日本企業の株価暴落にも繋がっています。そんな中、昨夜
NHKが津波のことを取り上げて、危険を顧みず発電所で作業をする方々に
エールを送る放送をしたことは大変よいことだと思いました。
また、こんな方もおられます。
「使命感持って行く」=電力会社社員、福島へ―定年前に自ら志願
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110316-00000018-jij-soci
海外で今回の事故をネガティブに取り上げている例
4/24茂木で開催される日本GPにノー!
http://www.motoblog.it/post/28729/rischio-radiazioni-nucleari-la-dorna-deve-dire-no-al-gp-del-giappone
我々にとって今大事なことは今回の事故を批評することではなく、今起こ
っている事象が一刻も早く沈静化することを願うことではないでしょうか。
教授様。
そのような批判がある事はある程度予想しておりました。
確かにコメントが軽いと言われればそれまでですが、
このような掲示板?では各々が忌憚のない思い切ったコメントをして
議論しないと意味がないと思い、誤解を恐れず、敢えて
「他の津波被害に比べたら影響は軽微だと思う」旨のコメントを
させていただきました。
けっして関係者ぶった無責任な発言ではありませんので
ご理解ください。
また私は原発の一技術者ですか、必ずしも原発推進派ではありません。
原発は私たちの生活を支えるための「必要悪」だと考えています。
今現在、原発に替わる安全で安価でクリーンなエネルギがあるの
ならば、いつでもそちらにシフトすれば良いと思っています。
しかし現状、そのようなエネルギーを自分としては知らないため、
今の生活レベルを下げずに生きていくためには、当面「原発やむなし」と考えています。
(日本国民が生活レベルを下げてでも「原発、即停止」ということで
あれば、それはそれで良いと思いますが、そのような判断をするとは
到底思えません)
いずれにしてもtonpochiさんがおっしゃる通り、一刻も早く
今回の事故を沈静化した後、今後の原発について冷静に議論して
いただきたいと思います
日本の電気料金は高すぎ、海外の2倍以上、安くするには
「副題」公的料金にも事業仕分けが必要
例えば電気料金は海外の2倍以上も高い、このために国民の大きな負担となっているのは事実
しかるに話題にもならない、このことは大きな社会問題だと思う。
マスコミはスポンサーを大切にするからだと言わざるを得ない。
電気に限らず公的料金は、市場原理が作用しない。
防波堤を強化すると電気料金に転嫁するとか言ってる人は、脅迫で詭弁で消費者を馬鹿にしていると思われます。
ここまで悪化したら健康被害、人の住めない環境悪化、飲めない水道水、農産物被害、漁業資源への被害は避けられません。関係者ぶってて自分たちの利益しか考えていない意見は聞き苦しいだけです。
ドイツのメルケル首相は15日、国内の旧型7基の原子力発電所の稼働を3カ月間の「安全点検」期間中、一時停止すると発表した。ドイツ政府は数カ月前にはこれら原発の安全性を保証していたことから、意外な展開ともいえる。
ヨーロッパでも原発見直しは避けられようです。
なまず様。
電気料金が高いことと安全性を担保するためにかかった金額を
電気料金に転嫁する事とは全く別問題だと思います。
ここは車好きのためのサイトなので車を例に挙げますが、
安全性を向上させるためにESCや各種エアバック等を取り付ければ
それだけ車の値段は上がります。
また市場原理が作用しない点についてもまったく
私の論点から外れた発言だと思います。
電気料金については別の機会に議論していただければ
良いと思います。
何度も言いますが私は今回の事故を契機に原発の廃止も含めて色々と活発に議論をしていただきたいとコメントしているだけです。
それを原発関係者だから自分たちの利益しか考えていないとはまったく近視眼的な考えだと思います。
原発関係者は発言するな的発想では、却って情報発信元の多様性が損なわれ、今後、正確な判断を下す事に
対してマイナスにしかなりません。
当初、私は原発関係者として防護設備の分離・独立・
冗長性などについて皆さんに知っていただきたく
コメントをいたしました。
また原発に替わるエネルギーがあるのならばそちらに
シフトすべきともコメントさせていただきましたが、
冷静な議論が出来ない以上、今後のコメントは控えさせていただきたいとおもいます。
ありがとうございました。
原発事故後、東電は金もらえるような仕事なにかしましたか?自衛隊、消防隊まかせ 自社で事態収集も謝罪もできないなら原発持つ資格なし
福島から関東圏北部全土の土壌を元に戻す入れ替え費用をだせますか 家を追い出された原発周辺の住民
出荷停止を食らった農家
風評被害を受けるであろう東北の農業・漁業従事者
地震じゃなくて東電に人生滅茶苦茶にされたんだけど、どうするの? 東電の倒産だけで済むならまだマシだけど、世界における日本の信用まで落としたのにね 人災的な部分には刑事的責任負わせるべきです 。
相当分の国土と資源失った責任はあれだけ安全と高らかに謳っておいて、地震だからと国に押し付けて逃げてますよね?
社長のわずかな会見から本気で謝らないのは言質を避けてるのがありあり。
放射能まき散らす危険な原発を安全装置付けないで存在させられるハズが無いのに、クルマメーカーなら不良品は倒産すればそのメーカーだけで済むが、原発の放射能を日本はもちろん世界中に飛ばしておいて、迷惑を掛けているのにクルマの安全装置と同等にかたり、議論を履き替えて話しをすり替えるのは危険な思想だと思います。
タバコの葉っぱは現在、熊本県を中心とする九州山地一帯、福島県、栃木県、茨城県…
タバコの葉っぱも放射能で穫れなくなったので、小売まで含めた末端のダメージは莫大、国沢先生も書かれている自動車部品工場の放射能汚染だけじゃなく、計り知れない損害&賠償となるでしょう。
タバコの工場も現在停止しています!!
東電がタバコ吸わせずに放射能吸わせるなんて、タバコの害どころじゃないですよ。
原発の周囲に住んでいた県民は死ぬまで、
いや、孫の代になっても、自分の家、先祖代々の故郷に帰れない。
家に残してきた家財も、大切な思い出の品も、
放射能に汚染されて、二度と手に取ることもかなわない。
勿論、20年以上の長期ローンを組んで買ったマイホームや
土地の不動産でさえも無価値になり、全ての財産を奪われただけでなく、
放射能で健康どころか、命の危機まで迫られる。
東電の社長、関係者はただでは済まされまい。