風立ちぬ
ミラ・イースの30km/Lに「こらイカン!」のスズキは、すぐ30,2km/Lのアルト・エコを出してきた。ここからが
面白い! スズキも0,2km/Lじゃカッコ悪いと思ったのだろう。アルト・エコの燃費を33km/Lに伸ばしてきた。こいつを見てダイハツとしちゃ
「黙ってられまへんで!」。何と! ミラ・イースが33,4km/Lとなる。
意趣返しです。それにしても凄い! 初代プリウスは10・15モードで28km/Lだった。JC08なら25km/Lを下回っただろう。当時としちゃ常識外れの燃費であります。1997年の軽自動車と言えば、ミラで19,2km/L。プリウスってぶっちぎりの燃費だったワケ。なのに今や軽自動車のJC08で33km/L超えだって!
おそらく実燃費でも20km/L前後が出ることだろう。そればかりか次期型フィットの通常エンジン車は28km/Lだというウワサ。初代プリウスの燃費を普通のエンジンで抜いちゃう? 1997年の私からすれば、信じられない時代になってます。技術って凄い! 「風立ちぬ」は現在進行形なのだ。
メーカーによる濃淡はあるけれど、リーマンショックや東日本大震災、欧州危機、タイの洪水、リコール問題など、ここ数年で
自動車メーカーが背負った課題は重くて大きい。ホンダの伊東社長のインタビューでも解る通り、現場の技術者達は3年近く全力疾走を続けている。ただ目標が
「戦争」じゃないから素晴らしい。
「手強いライバル」や「夢」「負けず嫌い」は強烈なエネルギーになる。だからニンゲンってカッコ良い! 私も優れた技術者になりたかった。ヒョウロンカは力が無い。というかナニも出来ないです。せめて頑張っている技術者をキチンと紹介したいと思う。ちなみに「風立ちぬ」を見て感動してる人が少なくないという。
クルマ好きの皆さんはぜひ見に行ったらいい。かくいう私は見てないけど、ヒコウキが飛んでいる姿と、荒井由実さんの「ひこうき雲」でもうダメだ。来週絶対に見に行きます。先日紹介した自律非常ブレーキ、現時点で大きな性能差がある。ドンドン進化していくと思う。やがて本当に「衝突しないクルマ」になっていく
ことだろう。
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「風立ちぬ」…妻と一緒に見ました。宮崎作品に登場する女性は、男にとって都合良過ぎると思いました。スバルの百瀬氏は「ミスターエンドレス」と呼ばれ、毎日、遅くまで仕事した技術者ですが、部下だった方が「奥さん、泣いてたんだろな…」と云ってました。
小生もステレオカメラ開発の後半では、休みの日には開発用機材を自宅に持ち帰り、狭い社宅の食卓の上で仕事してました。本人は世界初のシステムを開発したと喜んでますが、妻は「その犠牲者」と言ってます。
「風立ちぬ、いざ生きめやも」が、文法的に「生きねば」の意味にはならないことは、多くの方が指摘されてます。
「生きめやも」は「生きようか、いやそんなことはない」の意味が正解なのですが、文頭に「いざ」があることで深い謎掛けになってます。
ネタバレになるので詳細は控えますが、映画では昭和初期の人びとの生活や心のあり方に注目されると、この意味がわかります。
平成の世では忘れ去られた感覚かも知れないですね。
こんにちは。
エコロジーを課題に軽の燃費バトルはどこまで進すすむのでしょうか?
各メディアにて、燃費20〜30km/リットルオーバーのカタログ表示を日々目まぐるしく見ていて“イイ燃費!”の自分スケールはずいぶん変わりました。ただ、愛車の軽トラは日々必要で走る&遊び道具として楽しく乗り続けて行くでしょう。
ミツビシは軽トラミーブを送り出しましたが、商用車(軽貨物や1t超貨物)のパワートレーンや操安デバイスは如何にして進化していくのかとても気になります。
「風立ちぬ」まだ観ていませんが、予告TVCFにある機関に火が入って黒い煙がたつシーン、それだけでそそられます。
20km/Lという数値自体は20年前の軽自動車で当たり前に出ていましたのであまり感慨は無いです。
免許取って初めて買ったスバルREXは市街地走行で18km/L〜24km/Lでした。550CC、31馬力、4速MTだったかと。
ただ昔の軽自動車は車重が500kg台〜600kg台で安全基準などは紙レベルで馬力も28馬力から34馬力程度でしかもグロス表示、現在の軽自動車は性能的に倍以上です。安全基準も登録車に引けは取りませんしね。そう考えれば凄いことです。
身近で乗ってる人に聞くとミラやミライースで18km/L、エネチェージのワゴンRで18km/L〜20km/L、くらいなのでアルトエコや新型ミライースなどは本当に20km/Lは走るでしょう。
ただ現在の国産車全体に言える事だけどモード燃費と実燃費の乖離が激しすぎます、もう少し実燃費に近い表示は出来ないものだろうか?