高速道路の補修工事の際の交通渋滞、海外では解決する技術がありました。日本情けない
日本は工事などの際、経済効率を全く考えないと書いたところ、多くの皆さんや流通関係者が同じように考えていると判明。そりゃそうです。道路提供者は高いお金を取る高速道路であっても利用者の痛みなんか全く考えてないですから。短い工事区間なのに、長々と車線規制を行い、通行止めまで平気で行う。すると以下のような情報を頂いた。
スイスが公開したASTRA移動式橋梁は全長257m。重量1250トンの構造物で、工事区間をまたぐように前進しながら交通を流し続けるという、車線を閉鎖せずに道路補修を行うための仮設高架橋である。オーストリアでも同様の「フライオーバー」システムが「Uçan geçiş」という名前で運用されているそうな。こんなのあったのね!
オーストリアはスイスが2022年に試作機を公開する何年も前からこの手法を導入していたという。これらのモジュール式橋梁は、交通渋滞による経済損失を最小限に抑える欧州のインフラ戦略の好例だと思う、研究によれば、交通量の多い地域では工事完了が最大30%早くなるとされている。世界一高い通行料金を取られる我が国ならコスト的な問題など無し!
本来なら道路インフラが脆弱かつグランドプランの無い我が国で考案されてもよかった技術である。考えてみたら鉄道の高架工事などは運行に支障が出ることを極端に嫌い、夜のウチに完了してしまうような工法を取っている。不思議なことに道路行政のみ世界の三流なのだった。国交省が悪いのか、権益の交通整理しか考えない国交相に問題あるのか?
ぜひとも民間にこういった技術を使って良い旨、通達して頂きたい。どうやら民間はとっくに知っているみたいだ。何度も書く通り我が国の民間は世界一。この手のシステムなど簡単に作り上げてくれることだろう。民間にブレーキを踏まないで欲しい。国交省は中国の欠陥電気バスを扱う『EVモータース』を認可し巨額の補助金を出した。利権あれば何でもOKなのに!
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