高速道路のPAやSA内は全て車道! 横断歩道、自転車に優先権は無し!

以前も書いた通り休日はSAやPAの入り口から渋滞が始まるケース増えた。理由は簡単で、歩行者居ると譲りまくるからだ。歩行者も優先順位あると思っているのだろう。クルマにあまり気を遣わない。休日は利用客も多いため、駐めるスペースあっても徐行になってしまう。ここにきて「歩行者様の権利」はますます増大しているように思う。本線上の渋滞の方が危険なのに。

一方、平日のSAやPAは案外しっかりしている。上は中学校や高校の生徒さん達が乗るバス。駐車場の中は基本的にすべて車道。緑色の部分も特に指定無しながら、皆さん「人が歩く場所」と理解している。ここを生徒さん達が渡ろうとすると、バスに乗っている1台分を待たなくちゃならない。もはや車道としての機能を果たせず、それこそ本線上に渋滞伸びて危険だ。

ということNEXCOも認識しているのだろう。団体客が乗ったバスの添乗員に対し、安全確保と自動車優先の交通整理をするようお願いしているようだ。昨日のこと。団体バスが多かったので30分くらい見ていた。すると、添乗員は上手にクルマ優先の交通誘導してましたね。休日はNEXCOの職員が同じことをやればいいのに。ちなみに生徒さんの横を通る時にスピード出す人もいる。徐行で!

逆のことも起きている。私の家の前は西武バスが走っており、たまに乗る。直近の1年で大きく変わったのが横断歩道。驚くべき事に人がいなくても”ほぼ”一時停止。さらに少し離れた距離に自転車居ると止まる! バスの運転手さんがそういう指示をされているんだと思う。されど横断歩道で全て一時停車したら、後続車からすればイライラのタネになる。追い越し行為を誘因します。

自転車についちゃ「羮に懲りて膾を吹く」だ。道交法の基本理念である「円滑な流れ」を無視しちゃってる。だからこそ自転車は歩行者気分になってしまう。このあたりで警察もNEXCOに見習って指針を出すべきだと思う。歩行者や自転車はクルマが止まるものだと思い込み、安全確認すらしなくなってしまう。やがてスマホ見ながらクルマやバスの横にぶつかる輩も普通に出てくるだろう。

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6 Responses to “高速道路のPAやSA内は全て車道! 横断歩道、自転車に優先権は無し!”

  1. スコップくん より:

     地元の名鉄バスなどは数年前から右折信号での右折先の横断歩道手前でも一旦停止します。普通なら4、5台行けるところ、バスが先頭だと2台ぐらいしか行けません。
     地元経験者で既にバスは一旦停止することがわかっている場合は問題ないのですが、知らなくて前に続けで普通に曲がろうと思っていた車は怖い思いをすると思われます。
     もともとは赤信号を無視して横断してくる歩行者、自転車がいて急ブレーキをかけたことから、乗客が転倒してけがを負ったことからのようですので、会社側からするとそういうルール設定も仕方ないのかとは思いますが、ルールを守らない歩行者、自転車のせいであるので、何とかしてほしいのは同意です。(特に都合がいい時に歩行者になる高速走行自転車)

  2. 川口太郎 より:

    良い塩梅や上手い具合といった臨機応変さと相手への想像力の
    欠如から、「この、場合はこうする」と一律に決めざるを得ない
    世の中に日本社会がなりつつあると言う事でしょうか。

    >横断歩道。驚くべき事に人がいなくても”ほぼ”一時停止。

    阿吽の呼吸で自動車と歩行者のお互いが譲り合っていたような
    タイミングは、他人の目(とカメラの画像)からは自動車の運転手が
    譲らなかった、に見える事もあります。

    >高速道路のPAやSA内は全て車道!
    >ちなみに生徒さんの横を通る時にスピード出す人もいる。徐行で!

    これも「車道なんだから歩行者が悪い、徐行?必要ある?」な人も
    いれば、人によっては「徐行?20キロだろ?」な人もいるかも。
    また、クルマと人との間が2mあれば40キロで抜かされても気に
    ならない人がいれば、30cm脇を10キロで抜かされても恐怖に
    感じる人もいる。
    感覚は人それぞれだという想像力や思いやりに期待できないのなら
    グレーな部分を無くし、ここまではOKここからはNGを決めざるを
    得なくなりますね。

  3. ひでさん より:

     スコップくん さん の指摘している、大型車の、曲がった先の横断歩道手前の一時停止の件、過去の判例から、そのようにしているのではと思います。
     大型車が曲がった先の横断歩道へ信号が変わる前に渡ろうと駆け込んだ歩行者(大型車が曲がり始めたとき、確認できる範囲にいなかった)を轢いてしまった案件があり、「大型車は死角も多く、すぐには止まれないのだから、曲がった先の横断歩道の前で十分速度を落として確認せよ」という判決があったということを聞いたことがあります。

  4. cvt より:

    全くもって同感です。
    国沢氏には是非とも専門家としてこういう意見をテレビ等で周知して頂きたいです。

  5. りりざわ より:

    横断歩道の件はちょうど先日の綾人サロンで取り扱っていましたね。大型車は一時停止なかりせば安全確認したとは認められないという判例が出てしまったせいで律儀に止まるようになったという。

  6. マツモト より:

    規則ではこう決まっているけどどう運用するか参考になります。この調子で「走行用前照灯」と「すれ違い用前照灯」の使い分け、横断歩道に軽車両がいた場合の行動の仕方とか掘り下げて欲しいです。

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