381馬力のV8エンジン積んだ日本車
2015年型のトヨタ・タンドラが発表された。タンドラについちゃ日本にも並行輸入されているので御存知のことだろう。下の写真のようなフルサイズピックアップトラックです。いくらくらいするか御存知だろうか? 何と! 下の『クルーマックス』と呼ばれる4ド車の4,6リッターV8で350万円。
今や381馬力を発生する5,7リッターV8モデルもあり、そいつだと430万円以上になる。車両価格としちゃ決して安くない。プリウスで260万円スタートですから。フォードの場合、タンドラと同じクラスの『Fシリーズ』というのが全米のベストセラーカー。このクラスで利益を上げているのだった。
使い勝手としちゃ完全に乗用車。乗り心地良いし、インテリアだって乗用車と同じ。いや、乗用車よりフカフカしたシートだからして快適でございます。それでいて3トン以上あるようなボートや、大型のモーターホームを引っ張ることも可能。ホンダはこのカテゴリーに参入出来なかった。
しかし! ここにきてフォードが次々と新しい技術を投入している。新型Fシリーズはアルミ材を大量に採用して300kgも軽量化し、2,7リッターのダウンサイジング過給エンジン+10速ATやディーゼルというラインナップ。ホンキで燃費を狙ってきているのだった(25%改善されている)。
対する日本勢は完全に出遅れた。タンドラや日産タイタンにディーゼルやダウンサイジング過給エンジンのウワサなし。2015年型のタンドラもフォードと比べられたら厳しい。普段あまり考えないと思うけれど、ライバルとの勝負は乗用車だけじゃありません。トヨタも日産もふんばりドコロです。
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