F1分裂?

F1が分裂する、と多くのメディアは伝えている。確かにFOTA(F1チームの団体)とFIA(主催者側)の言い分を見ていると、真っ向から激突してます。FOTA側はマシンの差があることにメーカーとしての参加意義を見いだし、主催者(FIAのモズレー会長)はイコールコンディションを望んでる。

モズレー会長のイコールコンディション好きは度を超しており、WRCの一般参加者にまで同じタイヤの装着を義務づけているほど。F1もインディカーの如く同
じシャシと同じエンジン、同じタイヤで競わそうとしているのだった。そもそも破廉恥騒ぎを起こしたモズレーが、なぜ未だにFIAの会長なんかやってるのか全く解らないです。

それはさておき、今後どうなるか? ベテランの自動車好きなら御存知の通り、F1とFIAの分裂騒ぎ、ここ30年で3回目だったりして。いずれも大騒ぎになった挙げ句、主としてFIAが歩み寄って解決してきた。FIAにとっちゃF1抜けるの、めちゃ痛いですから。したがって今回も基本的にFIAが折れてくるんじゃなかろうか。

しかし直近の動きを見ていると、そう簡単に済まないかもしれない。トヨタやBMW、ルノーなどはF1から撤退するための理由を探している。騒ぎを上手に使い、カッコ良く逃げようとしているのだ。フェラーリはフェラーリでF1界に於ける存在感を強くアピールしてます。FIAが「解った」と言っても、簡単にゃ納得しないだろう。

F1ファンからしてもれば「来年も開催してくれるなら、どうでもいい」という心境。ただ世界最先端の技術で競わせるという内容は残してほしいです。いっそ燃料電池などをパワーユニットにしたらどうか?

<おすすめ記事>

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ