F1開幕!
今シーズンはホンダF1関連の情報があまりに少ないため、発表会へ行ってみた。もはや驚きの連続であります。中でも「相変わらずスゲぇや!」だったのは中本修平氏のコメント。開幕戦の成績について「予選はQ1で終わるかもしれないし、5位になるかもしれない」。どうやらフェラーリとマクラーレンのみテッパンだから5位〜最下位ということらしい。これを新車発表に例えれば、売れる目算を聞かれ「今回のニューモデルですけれどベスト4に入れないことのみ間違いありません。5番目に売れるかもしれないし、全然売れないかもしれない」。その通りなのだろうけれど、千の風になっている本田宗一郎さんが聞いたらどう思ったろう。なんせ今年のマシンの開発指揮者なのだから。メディア一同「暖簾に腕押し」だと感じたらしく、質問はFひろの山口兄以外全く出ずアッサリ終了。続いてスーパーアグリ。めでたく参戦が決定したようで、ウワサ通り以前マツダの開発担当常務だったリーチ氏率いる技術コンサルティング会社『マグマグループ』(おそらく資金源は今や世界有数のお金持ちが居るロシア)のバックアップを受けるという。かなりドタバタしたらしく、金曜日から始まるフリー走行を前に、カラーリングの最終決定もしていないようだ。開幕戦は昨年モデルの改良型で出場する模様(発表会で鈴木代表がSA07Bとコメント)。いずれ大失敗作であったホンダRA107ベースのSA08に切り替えるのだろうけれど、そいつは猛烈に厳しい今シーズンの戦いを意味する。いずれにしろ興味を感じないトヨタ(ウィリアムスを除く)と対象的に、ホンダは話題を提供してくれます。低迷し続けた時さえ人気を失わなかったフェラーリの如く、何より大切な『華』もあると思う。開幕戦を大いに楽しみとしたい。
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