GMいよいよ厳しい!

28日のTOPでGMの末期的状況を紹介した。その後、メリルリンチのアナリストがGM破綻(チャプター11)の可能性を示唆するや一段と株価は下落。ついに10ドルを割り、9ドル96を付けている。しかも目標株価を28ドルからイッキに7ドルとしたのだからから驚く。いつも書いている通り株価は風評に左右されるため、ここ数日中に抜本的な明るさを感じさせるニュースが出てこないと決定打になってしまうかもしれない。GMは販売台数急減でキャッシュフロー(当座必要となる現金)が大幅に減少しており、報じられるところによれば1兆6千億円ほど必要だという。GMの負債は直近の公表値で3995億ドル(約42兆円)。こんな企業に投資する人がいると思えぬ。もはや誰の目から見ても終わってます。かといって巨大企業であるGMを解散することなど不可能。皆さんどうなると思いますか?

<おすすめ記事>

1 Responses to “GMいよいよ厳しい!”

  1. 匿名 より:

    GMは腐ってもアメリカ経済の象徴的企業。支払い不能に陥ったら、金融システムや下請け製造業などを中心にアメリカ経済に甚大な影響を与え、それが世界経済に波及する。アメリカ政府は放置できず、公的資金を投入し当面の危機を回避。その後再建ファンドの導入などを画策するが、抜本的な解決策にはならず、GMの解体を決断する。
    1・本命トヨタ、対抗プジョー、大穴タタ  あたりに自動車部門の買取を要請す   る。金融部門は比較的楽に売却。
    2・フォード、クライスラーも大幅なリス  トラを進め、3社が合併。自動車王国  の面目をかろうじて守る。
    3・金融部門は売却。自動車部門は清算。
      その後フォードなども同じ運命に。
      アメリカ国籍の自動車メーカーは壊滅  する。
    どちらにしても環境に対応できなくなったマンモスは脆いものです。一番の難題は組合問題。社会的な問題になるでしょう。
    アメリカの経済力は衰え、ユーロ圏、ブリックス諸国の3局化になると、国際情勢は不安定化し、他国依存国家である日本の将来が不安になる私は、考えすぎでしょうか?

このページの先頭へ