VWの環境対応技術に驚く
日本が得意としてきた環境対応技術も追いつかれ、抜かれそうな展開になってきた。VWの環境対応技術発表会を見てウナる! 一番凄いのは個別対応じゃ無く総合的な戦略を立て、そいつをコスト面でも対応出来るようにしていること。VWがすすめるMQBの中に含まれるのだった。
下の写真を見て頂きたい。全く同じ生産ラインで、ディーゼルエンジン車とCNG車、PHV、ハイブリッド、電気自動車、そして燃料電池車まで作れてしまう。専用シャシを作らなくても対応出来ちゃうワケ。リーフなんか大半が専用設計なので、開発&生産コストという点で全く勝負にならない。
しかも案外軽い! 電気自動車はリーフと同等の24kWh/318kgの電池を積んで1510kgと、専用設計のリーフの前期型より軽いのだった(現行モデルは1430kg)。156馬力のターボエンジン+8,8kWh/120kgの電池を搭載するPHVのゴルフも1540kgに仕上がっているという。
ちなみに搭載される電池は電気自動車がサンヨー系のパナソニック。PHVはサムソンだという。どちらもセルだけ買い、バッテリー制御装置の開発と組み立てをVWで行っているそうな。おそらくバッテリー価格は日本車と同じレベルだと思う。したがって価格競争力だって持たせていることだろう。
なかでもVWが注力しているのがPHV。次期型プリウスとガチの勝負になると思う。日本は環境技術で世界一だと浮かれていたらアカンです。
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