10月30日開幕の「ジャパンモビリティショー2025」やはりアメリカ車の展示コーナー無し。なんで?
10月30日に開幕となる「Japan Mobility Show(ジャパンモビリティショー)2025」の概要が発表された。詳細を見たら、やはりアメリカ車に対する言及無し! 折しもトランプ大統領が来日する。東京ビッグサイトに立ち寄ることは難しいとしても、アメリカ人ならモーターショーは誰もが好きなお祭りである。「アメリカ車を並べましたよ!」と写真でも動画でも見せたらずいぶん印象違う。
私なら0.1秒も迷わずアメ車コーナーを作りますね!
JMSの主催団体は『日本自動車工業会』である。アメリカってお得意さんだ。ビジネスをやっている人なら当たり前の如く営業活動をする。確かに様々なプログラムは決まっていたことだろう。でもトランプ大統領就任は1月20日。3月には自動車関税の問題などで騒ぎになっていた。この時点で動き出せば、アメリカ車の展示コーナーを作ることくらい出来たと思う。なんのための自工会なのか?
考えてみたら自工会の会長はいすゞ。いすゞってアメリカ輸出は2万台ほど。アメリカの工場を建設中なので、大きな影響ないと考えたんだろう。一方でアメリカ向け輸出が落ち込んだ結果、自動車メーカーだけでなく部品業界も苦しんでいる。少しくらい無理したってアメリカ車コーナーを作るべきだったと思う。というか、当然ながら何かやっていると思っていた次第。なのにゼロ回答でした。
日本でもフルサイズのピックアップはけっこう走ってます
『軽トラ市』の横にシルバラードとF150とRAMなん並べるだけで面白いのに。自工会の仕事はJMSの主催くらいしかない。それすら世の中の動きが読めていないように思う。自動車メーカーの努力で出展内容は面白くなりそうだけれど、日本の自動車産業の本質を理解していない。マツダやスバルといったアメリカ輸出比率の大きいメーカーが何らかのサプライズを用意していることに期待したいです。
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