2025年度の環境自動車補助金は増額&一段と内向きに! プリウス、ハイブリッドよりPHEVが安くなる

2025年度補正予算の第一報によれば「電気自動車補助金は車両価格のおよそ2割」という内容だった。電気自動車補助金はフェアじゃない。官僚が決めたらしく、複雑な条件をつけて不透明にした上、国産勢は89~90万円。専用の急速充電器しか設置せずディーラーもないテスラに87万円出す一方、ディーラーのあるBYDが35万円。BYDより条件悪いハズのヒョンデ67万円といった具合。

399万円のeビターラが272万円!

補正予算でフェアプレーにするのかと思っていたら、補助金リストを見てびっくり! 一段とえこひいきが強くなってきた。日本車とテスラだけ圧倒的に有利な金額なのである。具体的に書くと、トヨタ130万円。日産129万円。スズキとテスラ127万円。BYDやヒョンデは金額変わらず。ボルボ46万円といった感じ。日本車とテスラ、もはや大笑いしちゃうくらい安く買えます。

2026年1月登録からの補助金額

例えばeビターラは399万2千円。127万円の補助金出たら272万2千円である。この金額でナビやフルセグTVまで付くフル装備。東京都民であれば別途50万円の補助金が出るため222万2千円(太陽光発電を導入していたら30万円上乗せ)になってしまう。航続距離545kmのbZ4Xは480万円。補助金出て350万円になり、同じクラスのハイブリッドより安くなる。東京都だと55万円の上乗せで295万円!

プリウスPHEVは299万7千円!

さらに凄いのがPHEVである。プリウスPHEVの『G』グレードは384万7千円。PHEV補助金も増額になり85万円。何と299万7千円で、ハイブリッド『G』の324万7千円より安くなってしまう。東京都だと別口で35万円出るため264万7千円。太陽光発電導入なら249万7千円だ。もはやプリウス買うならPHEVということになります。おそらく電気自動車とPHEVの売れ行きが急上昇するかと。

付け足しておくと、環境自動車に補助金をつけるのは国際協約を守るためだ。守らないと補助金以上の罰則金を払うことになる。クルマから出る二酸化炭素を減らすのは再生可能エネルギーで走る電気自動車を増やさないとならない。欧州は2035年に予定されていたエンジン自動車販売禁止を撤回する可能性出てきたが、二酸化炭素90%削減という条件をつけた。基本は電気自動車です。

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One Response to “2025年度の環境自動車補助金は増額&一段と内向きに! プリウス、ハイブリッドよりPHEVが安くなる”

  1. アミーゴ5号リリボーン より:

    凄い! さすがモリゾウさん!

    ベトナムでさ、政治圧力を掛けてるどっかのボンクラ社長は、恥を知れと言いたい。まあどうせ「トヨタは全個体電池の目処がついたみたいだな(知らんけど)」と仲良し連中と妬むくらいが関の山でしょうけど。

    国沢さんが前の動画で「これで日本メーカーは目が覚めるでしょう」と話していたけど、本当にそう思います。

    くっだらない社内闘争や負けを認めない理由づくりで頭と時間と金を浪費する暇があったら、トヨタみたいに世のため人のため地球のために、王道を行きましょうヨ!

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