BYDの第4弾シーライオン7、未試乗だったので借りてみました。スペックと装備で最初からウナる
これまでATTO3にドルフィン、シール、シーライオン7と、日本には4車種のBYDが入ってきている。最初の3モデルは試乗した結果「日本以外じゃ売れるだろうな~」でした。第一弾のATTO3に乗って「こらヤバい!」と思えるレベルで驚いたものの、ドルフィンは完成度という点でイマイチ。シールについちゃ「予想以上にいいね!」だったけれど、価格帯を考えたらライバル多い。
シーライオン7はシールより一回り大きく技術的にも1世代新しいモーターや電池制御など入れてきたものの、価格を引き下げてきた。興味あったのだけれど試乗会はスケジュール的に合わず、メディアから試乗レポートの依頼も無かったので(BYDに限らず電気自動車の記事はアクセス数少ない)、そのまんまになっていた次第。広報に連絡したら「いつでもどうぞ」。
ということで2~3日乗ってみます。最初の印象は「なかなかの質感ですね!」。自宅の駐車場に入れると、予想以上に大きい。ボルボXC60は全長4710mm×1900mmでけっこうなボリュームなのだけれど、シーライオン7って全長4830mm×全幅1925m。写真だと大きく見えないのは、デザインがクーペルックだからでしょう。CD=0.28とのこと。
電池搭載量は82.5kWhと十分な量。LFPなので燃えず耐久性に不安なし(8年/15万km保証)。航続可能距離はカタログだと590km。信用出来るデータを載せている『EVデータベース』を見ると、ヒーター使う高速走行という最悪の状況で300km。エアコンを使わない一般道(日本より速度域は高い)だと600kmとある。400kmを考えておけば間違いなし。
装備やスペックは相当のモン。最初に驚いたのがフロントブレーキ。ドリルドローターに対向ピストン。19インチのコンチネンタルを履いている。お金掛かってますね。装備は考えられる全てのモノが標準だったりする。逆に付いてないの、TVチューナーと電動テレスコ/チルトのみ。この二つ、なぜ付いてないのかナゾに思えるほど充実してる。
書き切れないので上に装備表を貼っておきます。クリックすると大きくなるからご覧頂きたく。液晶は15.6インチ。ディナウディオのオーディオやナッパレザーのシート、パノラミックガラスルーフあたりはオプションだと全て二桁万円レベル。これで495万円(現在73万円のBYD補助金付き)。果たして乗った後の印象やいかに? 明後日くらいにレポートします。
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