BYDのATTO3、440万円とな! 補助金85万円なので355万円。東京都ならマイナス45万円

BYDのATTO3の価格が440万円と発表された。電池搭載量58.56kWhながら電費良いため、ボディサイズ同等のARIYA(66kWh)より航続距離長い485km。大幅値上げを予定していると言われるリーフの60kWhより安価だ。補助金使うと355万円。東京都なら45万円上乗せだから310万円と、C~Dセグメントのハイブリッド車よりリーズナブル。意欲的な価格設定だと思う。

クルマの仕上がり具合で言えば以前紹介した通り不満無し。強いて言えば停止時のステアリングフィールが悪い程度。こう書くと「止まってるんだから関係無いでしょ」と思うかもしれないけれどその通り。ただレーンキープアシストのオンオフ時にも同じ挙動出る。感覚の鋭い人なら「あれれ?」と感じるレベルだと認識しておく程度でいいかもしれない。

装備内容は圧巻! もう標準で「これでもか!」というくらい付いてる。サンルーフや電動テールゲート、アラウンドビュー、ADASだって現時点で実用化されている機能が「全部付き!」。衝突安全性だってEUのNCAPでは満点を獲得してますね。日本車だったら即座に全開ボタ褒めをすることだろう。BYDじゃなく欧米のブランドを付けてきたら100%売れる!

ということで最大のネックが中国という看板。アイオニック5も良いクルマなのに韓国という看板を出しているから売れ行きは伸び悩んでいる。中国のイメージも韓国と同じくらい厳しい。そいつをハネ飛ばすことが出来るだろうか? とりあえず20店舗ほどの展開を考えているようだけれど、少なくとも月に10台以上売れなければ維持に苦労します。

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1 Responses to “BYDのATTO3、440万円とな! 補助金85万円なので355万円。東京都ならマイナス45万円”

  1. CX-60 より:

    セグメントの違いや航続距離の差はあれ、アリアやソルテラからするとだいぶ安価な設定ですね。
    そもそも「安売りはしない」と日本法人の社長は言っていたので、もう少し上かと思っていました。SEAL(4ドアセダン)のほうは高いのかもしれませんが。
    とりあえず、ソルテラに飛びつかなくてよかったです。
    トヨタのHEV・BEV共用プラットフォームが裏目に出た形ですね。とはいってもbz3はBYDと作っているから方向転換もできるのでしょうが。
    横浜赤レンガ倉庫で開いていた展示会の反響が良かったのでしょうか。戦略的というのはこういうことを言うのでしょうね。特にe:HEVのシビックを400万で売るホンダにはよく考えてほしいです。

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