BYD以外の中国車も日本に入ってくる? 次に入ってきそうなの、仮ナンバー問題起こした吉利汽車です

中国車は自国のマーケットが飽和状態になりつつあるのに加え、欧米から締め出しを受けている状況。新興国に出て行こうとしているものの、信頼性や品質面の不安を払拭できないらしく思い通りにすすまない。そんな状況の中、日本市場をターゲットに考えているようだ。日本は中国車にとって天国だったりする。輸入関税無し。国交省もやさしく認可取りやすい。

そればかりか補助金まで出してくれる。しかも品質に対する評価が世界で最も厳しいと言われている日本で売れれば、どこに出しても勝負できる。まぁその通りです。日本ほどクルマに対する要求レベルの高い国は無いですから。とはいえ日本でクルマを売るのは難しい。世界で評価されているBYDすら苦戦。実際、車体をリフトアップして下見ると「う~ん!」。

日本の自動車関係者なら「なんだこりゃ!」というような粗っぽい仕上がりレベルだったりする。まぁ機能についちゃ問題ないと言うことなんだろう。整備する人のことまで考えてないし。しかも現在「BYDの次に入ってくる中国車」と言われているのはZEEKRというブランド。これ、日本で仮ナンバー走行させた吉利汽車のひとつです。

100歩譲って吉利汽車が「申し訳なかった」と言えばいい。本社に申し入れたのになしのつぶて。完全無視を決め込まれている。命を預けようとは思えない。ちなみにBYDですら「PHVのシステムを教えて欲しい」と頼んで半年。未だ返事ない。中国車を日本で売りたいのなら、信頼関係を持たないとダメだと思う。メディア、導入時はヨイショするでしょうが。

私は中国を基本的にリスペクトしている。素晴らしい文化を持つ。ただ日本人の感覚からすれば大きすぎるんだと思う。トラをイメージして頂きたい。怒ったら怖い。でも客観的に見れば大きく優雅。お腹を触れば柔らかい(触ったことない)だろう。仲間なら心強い。残念ながら、そんなトラの一部分しか見られないです。

総合的に評価するとトラは怖いですワな。もう少し上手に立ち回らないと損なのに。逆に中国が知的で柔軟で融和性のある国になったら世界の覇権を取りそう。ということを考えると日本からすると嫌われる国のままでいてくれた方が便利なのかもしれません。

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2 Responses to “BYD以外の中国車も日本に入ってくる? 次に入ってきそうなの、仮ナンバー問題起こした吉利汽車です”

  1. AKIO より:

    BYDの新車登録台数(日本自動車輸入組合 乗用車)

    6月 148台
    7月 207台
    8月 298台

    登録台数なので実際に売れたかどうかは知りません。
    ちなみにVolvo 8月 798台なので
    この辺の台数までコンスタントに販売出来れば
    単独でやっていけそうな感じでしょうか。

    ちなみにTeslaの数値がこの統計にはありませんでした。(私の見落とし?)

  2. トヨタ車ユーザー より:

    さすがの中国車も、新興国ではダメなんですか。
    なんか意外ですけど、そりゃBYD・吉利みたいなメーカーが来てくれればまだしも海千山千の地場メーカーも乗り込んでくれば「あれは電池燃えるんだぜ」と警戒されて当然でしょうか。実際、重要な自国向けても燃えているんですから。

    認証が簡単で補助金もある日本で、まったく売れてない現状をどう思うか聞いてみたいです(どうやって売ろうとしているかではなく)

    安ければ売れるだろう、は一理あります。
    しかし、日本の求めるクオリティでつくったASF2.0(佐川急便の配達用軽BEV)は思ったより安くない。軽BEVからBEVが普及しそうな日本で中国車の価格競争力はそんなに高くないことの証左です。

    世界中でばら撒くBEVを作るため材料を買いあさり結局自分で材料高を引き起こしてしまった。自国の賃金も安くなくなりつつある。やんぬるかな。(徳大寺有恒風)

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