MIRAIの試乗レポートをチャットGPTに頼んだら全く普通にメディアで使える内容だった(泣)
笑っちゃいますワ! チャットGPTに「MIRAIの試乗レポートを500字で」と入れたら以下の通り。文末の「一台です」で締めるあたり、個性の無い試乗ポート書く人あるあるです(笑)。もはやカタログ記事なんかAIで十分。いや、ヘタなライターよりずっと的確な内容だ。間違ってるの、高速域でもストレスなく加速するという表現と、先進的と言えないインフォテインメントシステムくらい。
「MIRAIは、水素燃料電池を搭載した次世代のエコカーとして注目されています。試乗した際、まず感じたのは、非常に静かでスムーズな走行感です。電気モーターで駆動するため、エンジン音がほとんどなく、滑らかな加速が特徴的です。アクセルを踏んだ瞬間から力強いトルクが感じられ、高速域でもストレスなく加速します。また、燃料電池車特有の静粛性に加えて、車内の高級感も印象的でした。
シートの座り心地や内装の素材感は高品質で、ドライバーと同乗者に快適な空間を提供します。大型のディスプレイや先進的なインフォテインメントシステムも、近未来的な車内環境を強調しています。走行性能では、重心が低く、ハンドリングは安定しており、特に高速走行時やカーブでの安定感が優れています。エコカーでありながら、ドライビングの楽しさを損なわず、日常の移動から長距離ドライブまで幅広く対応できる一台です」。
人間の能力ってパソコンと同じく処理速度とメモリーで決まる。成績良くても処理速度低いと「地頭が悪い」などと言う。地頭の悪い人は基本的に先読みが出来ない。昨日「若い人にクルマのお医者さんをすすめている」と書いたら、現状を見て「3Kだ。無責任だ!」と書く地頭の悪い輩が出てくる。今良くたって10年後ダメになる職種だって多い。AIの文章を見たら解る。
八丈島のイベントについてベストカーWebとくるまのニュースの編集長が自ら原稿を書いている。どちらも真摯。二人とも危機感あるんだと思う。AIの原稿じゃないため、表現方法はけっこう違う。両メディアとも仕事貰っているので優劣は付けない。私だって忖度しますから(大笑!)。でも内容は興味深い。ぜひ2人の力作を読んで頂きたく。そして私には出来ない評価コメントください。
ちなみに記事のタイトルはくるまのニュースが『サビ&穴のクルマに衝撃! 雨にも暑さにもマケズ…学生が「無料愛車点検」を実施!? 八丈島で行われた日産校の取り組みとは』。ベストカーWebは『「整備で感謝されたの初めて」2回目の八丈島貢献イベント!! フェアレディZも初上陸で昂る「日産魂」』。タイトルバックに使っている写真の方向性も全く違っていて興味深い。以下書き出し。
昨今、様々な業界で人材不足が叫ばれてます。それは自動車業界も同様です。とくに整備士が不足している他、現在の全国における整備士の平均年齢は約47歳と若い人材が少ないと言います。一般的に整備士になるには、自動車整備士の資格を取るための学校に入学することになります。こうした自動車専門学校は全国に多く存在しますが、入学希望者が年々減り続けていると言います。今回八丈島で「愛車無料点検」を行った「日産・自動車大学校」もその課題を持っています。<くるまのニュースの続きを読む>
この「Dr.K(ドクター・K)」プロジェクトのスタートは八丈島をこよなく愛する自動車評論家の国沢光宏さんが、島内を走る塩害に苦しむクルマを見て、日産自動車大学校と協力して整備のきっかけを作ろうというのが原点。八丈島は離島ではあるが10社ほどの整備工場が存在するもののディーラーはない。さらに新車の耐久要件を超えるような厳しい塩害もあり、クルマにとっては厳しい存在。<ベストカーWebの続きを読む>
取材対象が奥行きあるためAIだとこんな違いは出ないですね。
<おすすめ記事>
レトルト食品にひと手間加えて、美味しい料理を作るのと同じで、AI原稿にライターがアレンジを入れれば、個性も品質もアップできると思う。
ただし文章には、自分の経験や能力以上のことは表現できないから、ますます人間力が問われるのではないだろうか?
整備士についてなのですが、メカや技術の好きな若者は、まだまだたくさんいると思います。
でも今や整備業界は、整備の考え方ひとつ(予防整備、交換時期等)で、どんな解釈でもできてしまうため、ボッタクリが幅を利かせるようになってしまった。
また会社から売上と過剰整備を求められるせいか、活き活きと仕事をしている整備士さんは、めっきり減ったように感じています。
何よりも、本人のやる気や希望もさることながら、親が業界を信用できず、子どもの就業を敬遠するのではないでしょうか?
過剰整備をあらためれば、信用を回復できるし、台数もこなせるはず。まずは業界の浄化が、重要だと思います。
そもそもこういう製品紹介記事は、人間だろうがAIだろうが誰も中身をあてにしていません。マンションのチラシに「上質で快適な空間」と書いてあるのを見て「え?上質なの?」、「すごい!快適なんだって!」と真に受けるアホがいないのと同様、「スムーズな加速」や「快適な乗り心地」などは、もはや時候の挨拶レベルの定型句で、情報として認識すらしていません。メーカーのプレスリリースの延長のように一次情報を焼き直しただけの記事は間違いなくAIに取って代わられると思います。本人の主観評価、特に一次情報に含まれないネガティブな情報を語れるジャーナリストだけが存在価値があると思います。