VWの電気自動車ID.4、499万円スタート! 円安の中、相当頑張った価格を付けてきましたね!

VWというブランド、DSGの保証を日本だけ短くしていることですっかり信頼性を失ってしまったため、最近全く感心を持てなかった。乗っても悪口しか書けそうになく、だったら無関心でよしという気分です。ただ情報はチェックしている。ということで電気自動車ID.4でございます。価格を見たら安い。電池容量小さい方のローンチ・エディションで499万円とな!

ボディサイズからすれば全長も全幅もホイールベースもちょうどARIYA。ARIYAのベースグレードは539万円なのでID.4の499万円(10万円までの200V普通充電工事込み)という価格設定、円安の中じゃ相当頑張った値付けだと思う。ロシアンルーレットのようなDSGも付いてないし。久しぶりに興味持って調べてみました。するとどうよ! ID.4、欧州でも安いです。

日本で499万円のモデル(電池容量55kWh)はドイツだと3万6950ユーロ。ARIYAのベースグレード(電池容量66kWh)が4万7490ユーロ。アイオニック5で(電池容量58kWh)4万3900ユーロ。電気自動車の価格は電池容量によって変わるため不思議じゃ無いけれど、ID.4ずいぶん安い。参考までに欧州のEV比較サイトによれば実用航続距離は、それぞれ285kmと335km、295km。

それだけVWがホンキになっているということなんだと思う。試乗会にも行ってみたかったけれどラリージャパンとバッティングしており行けず。すでに試乗レポートなど出回っているものの、こればかりは乗る人の感性の違いでよくワカラン。そもそも電気自動車の評価って詳しくないとみ~んな同じような「静か」「滑らか」になっちゃいますから。まぁその通りですが。

唯一気になったのが電池の保証。8年または16万kmで70%だという。285kmが199kmになっちゃう。ARIYAも同等の保証内容ながら、実用航続距離234km。満充電で200kmを割り込むと、ファーストカーとして使うには厳しい。BYDのATTO3は実用航続距離325km。16万kmだと充放電回数500回足らず。リン酸鉄リチウム電池なら新品と同じくらいの容量を残していると思う。

電気自動車買うならリン酸鉄リチウムしかないと思う

いろんな意味で3元系リチウム電池は電気自動車用として厳しいかな、と考えます。リン酸鉄リチウム電池のように、どんなに使っても(例えばスマートマイクログリッドに組み込むなど)、20万kmならほとんど容量を落とさない電池の方が嬉しい。電気自動車を買うならSAKURAのように近距離使用前提の安価なモデル以外、もう少し待った方がいい。とはいえID.4、縁あったら乗ってみたい。

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3 Responses to “VWの電気自動車ID.4、499万円スタート! 円安の中、相当頑張った価格を付けてきましたね!”

  1. 世界はすこぶる腹黒いが、決して負けるなモリゾーさん! より:

    【ぼくらの国会・第78回】ニュースの尻尾「脱炭素社会・全て電気自動車で良いのか?-トヨタ自動車社長の問題提起」(https://www.youtube.com/watch?v=cLQf5LBtObs)
    2020年12月と2年近く前の動画ではありますが、お時間がある時にご覧になっていただければ幸いです。

    ロータスのオーナーである青山繁晴参議院議員のYouTube動画です。
    ちなみに、あの古屋圭司議員や元レーシングドライバーの山本左近議員とも交流のある議員さんです。

    経済産業部会がまとめた「2050年CO2ゼロに向けた提言書」、トヨタ自動車の豊田社長による問題提起、新燃料e-fuel等について、2020年12月22日に開催された部会の様子と共にお話しされてます。

  2. CX-60 より:

    スターティングプライスが499万円、このリーク情報をしてトヨタはEV推進計画を見直すことにしたのでしょうか。一割も値段が違えば、差を埋めるのに深く変えざるを得ない。
    ID.3がゴルフのEV版、ならそのSUVがID.4。高級車ではないから普及させなきゃ意味がない。ちょっとトヨタと日産は強気すぎたのかな。
    駆動バッテリーはリン酸鉄にしたくても、まだ第1次電池材料争奪戦(笑)で確保した材料が余ってしまっているのかも。いずれにしても劣化の少ないほうで安ければ一番良いです。
    8年16万キロの保証は、足りない気もする一方8年経てば別なモデルが出ていたり電池の技術も変わっているかもしれません。ハイペースで技術革新が進むので、まあまあのところで乗り換える・電池のリサイクルをすることを想定されているのかもしれません。

  3. z151 サンバー愛好者 より:

    私がEVに乗るとしたら、充電手段確保できても購入ではないかもしれないなと休日に妄想していました。
    サブスクかもしれないし、リースかもしれませんが、そのどちらかなら電池の劣化はあまり気にしないかもしれない。
    航続距離が落ちてきたら契約終了で代替え。
    買い上げ(所有権)だと電池の劣化等気になりますが、返却してしまうならそこまで関係ありません。
    できれば大容量かつ人も運べるポータブル電源として戸建てのスマートグリッドシステムに組み込みたいですが。
    そこに必ずしも所有権は必要ではなさそうです。

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