WTI原油相場、ガロン58ドルに急落。為替も145円前後。なのに今日ガソリン入れたら180円と高い!
株価だけでなく原油相場も暴落している。本日なんとガロン58ドルまで落ちた。為替も145円前後。これをガソリン高騰が始まる2022年1月時点での原油相場と為替で考えたら、リッターあたり162円ということになる。補助金など投入しなくたって162円で売れると言うことになる。ちなみに値上げは原油価格の上昇や為替変動にリンクさせて行われる。値下げも同じでいいハズ。
なのに! 昨日安いので有名な環状八号線のシンエネによってレギュラー入れたら180円とな! どうやら全国のガソリン相場は過去2番目の高さで186.3円だという。いやいやトコトン石油元売りに嘗められてますね。実際、誰も怒らないから素晴らしい。私は怒りたいけれど、一人で怒っても意味なし。民主主義の国なので、皆さん納得してるのなら右に習うしかありません。
もう一つ。今年度から「再エネ賦課金」という名目の電気料金上乗せ分が3.98円/kWhに値上がりする。再エネ賦課金とは「再エネの普及を目的として、電力会社が固定価格買取制度によって再エネを買い取る際の費用を、電気を利用するすべてのお客さまに負担いただくものです」。つまり二酸化炭素削減のため太陽光発電や風力発電で買ってやってる高い電力の負担をしろ、というもの。
皆さん信じているから役人からすればパラダイスです。考えて頂きたい。今や電力料金は1kWhあたり40円超。太陽光発電している人や企業からの買い取り値は毎年安くなっていく。電力会社に承認してもらえば15円になる。でも認証は難しくなっており私のウチみたいに認証してもらえないと8.5円にしかならない。再エネって毎年安価に電力を仕入れられるようになっている。
なぜ値上げ? こらもう簡単。原発関連費用が巨額になっているからだ。福島第一の廃炉費用は今後いくらかかるか全く予想出来ないし、廃炉が決まっている原発に掛かる費用だって青天井。おそらく東京電力エナジーも原発なんかやりたくないと思ってるハズだ。だったら再エネ賦課金でなく、素直に「原発廃炉費用」として計上すればいい。そうすれば再エネの反対派だって減る。
多くの無知な国民に「再エネは高い」と思わせるだけが目的です。ちなみに発電コストは太陽光が一番安い。余った電力を重力電池などに貯めておけば平滑化出来るし,ベース電源として発電コストの低い地熱を使うことで今より電力料金は安く出来る。出来ない理由は原発の廃炉コストです。ゴミは処分しなければならない。コストの負担するにしても、だったら「原発廃炉費」でしょ。
私のWebを読んでいただけ居るような識者の皆さんには日本人がいかに従順かということを知っていて欲しい。こんな状況を看過している議員を選んだのも国民だ。困る人が山ほど出てくれば正しい代表を選ぶようになると思う。皆さんそこまで困っていないと考えます。「いざ世直しだ!」というタイミングになったら協力を惜しまない。そこまで生きているか不明ですが(笑)。
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