ダイハツの軽バン電気自動車、スターティングプライス314万6千円は高いな! と思ったが‥‥
ダイハツの軽バン電気自動車、N-VAN:eより大幅に安い価格で登場すると思われていた。しかし! 価格を見たら314万6千円! N-VAN:eの売れ筋グレード『L4』が282万6千円なので、安いどころか割高感あります。ただN-VAN:eの場合、装備内容がシンプル。急速充電ポートはオプション。いつも書いている通り普通充電器もオプション。外部に100Vを取り出そうとすればオプション。フロアマットもオプション。
ということでダイハツだと標準装備な前出アイテムを付けていくと、309万4千円。さらにハイゼットはラジオやLEDヘッドライトなど標準。N-VAN:e優位の装備はサイド&カーテンエアバッグとクルコンのみ。電池容量の差(N-VAN:eの29.6 kWhに対し36.6 kWh)など考えれば、N-VAN:eよりわずかながら安い。このあたり、絶妙な狙いだ。というのも販売目標台数は300台/月。売れすぎても作りきれない。
eハイゼットの生産は特殊車両のラインで行われる。300台以下なら問題無いけれど、300台以上だとオーバーキャパで作りきれず。加えて現段階で軽電気自動車のユーザーは少ない。だからこそN-VAN:eの売れ行きは伸び悩んでしまっている。ダイハツの読みとしちゃ「300台なら売れる。だったら300台で利益を上げられる価格設定にしよう。無理してホンダより安くすることもないでしょう」といったイメージか。
加えて今回のプロジェクトはダイハツ単独ではない。スズキとの競合開発である。車体こそダイハツオリジナルながら、コストに大きく関わるeアクスル(モーター、電池、駆動ギア、インバーター)はスズキとトヨタの3社開発。したがってダイハツが得意とする「限界設計」をしていないと思う。ダイハツ独自開発の軽自動車用ハイブリッドシステムなど見ると、限界設計の凄さを実感します。
ということで今回の価格を見て「BYDにやられちゃいますね!」と思うのは少し違う。ダイハツが気合いを入れて開発してくれば、簡単に50万円。遠からず100万円くらい安く作れるんじゃなかろうか。となれば気になるのは本命登場のタイミングながら、こらもうジャストインタイムだと思う。ニーズ出てくればピッタリのタイミングで出すだろう。まずはBYDラッコの反響を見てからか?
ちなみに私の場合、クルコンとサイド&カーテンエアバッグはマストな装備。内容次第じゃ乗り換えようかとも思ったけれどN-VAN:eをキープします。そうそう。5ナンバー車はポール側突要件あるためサイド&カーテンエアバッグ必須。アトレーはどうなっているか? 聞いたら現行モデルからアトレーは4ナンバー登録になっているとのこと。このあたりは買う人が自分で考えればいい。
おっと! 大切なことを忘れていた。電池は燃える危険性ほぼ無いBYD製のLFP(リン酸鉄リチウム)。実質航続距離200kmとして3500回(フル充電&フル放電回数換算)だと70万km。このくらいの寿命はあると考えていい。
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