もはや「日本から出て行く3秒前!」くらいに言っちゃった方がいいんじゃなかろうか

トヨタ自動車の豊田章男会長は18日、報道陣を前に「(自動車業界が)日本から出ていけば、大変になる。ただ、今の日本はがんばろうという気になれない」「“ジャパンラブ”の私が日本脱出を考えているのは本当に危ない」「日本のサイレントマジョリティーは、自動車産業が世界で競争していることに、ものすごく感謝していると思う」と発言(「朝日新聞」記事より)。

これを受け、トヨタが本社をはじめとする主要拠点を日本から海外へ移転させることを検討しているのではないかと注目されている。豊田会長の発言の真意は何か。また、もしトヨタが主要拠点を海外に移転させた場合、日本経済にどのような影響をおよぼすのか。専門家の見解を交えて追ってみたい。

型式指定の認証不正問題が発覚したトヨタ自動車。不正があった3車種は、国土交通省による型式認証の基準適合調査が行われている関係で8月末まで生産停止が続く見通しとなっており、生産停止は約3カ月にわたることになる。このタイミングでトヨタ会長が日本脱出を示唆する発言をした背景には何かあるのか。自動車評論家の国沢光宏氏はいう。<続きを読む>

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11 Responses to “もはや「日本から出て行く3秒前!」くらいに言っちゃった方がいいんじゃなかろうか”

  1. 片岡聡 より:

    実際には動き出さないとしても、為替や株価に小さくない影響があるのではないでしょうか。

  2. アミーゴ5号リボーン より:

    もはやモリゾウ会長は、
    「腐れ役人との忖度ゴッコに付き合っていたら、激動のクルマ業界を乗り切れない! 会社が潰れてしまう!」と考えていると思います。

    そもそもですよ、
    もし国交省が、日本より厳しい国際標準規格のテストを認めないなら、メーカーは日本専用の軽自動車とミニバンしか、ラインアップできないと思いますヨ。

    ホント、馬鹿な国に成り下がったもんです。

  3. ロードスターで人生が豊かになったおじさん より:

    官僚は頭いい人がなるはずですが、学の無い私でも間抜けなことをしていると感じます。
    なぜなのでしょうか?

    • イナカモン より:

      見ているところが違うんですよね。
      官僚は天下り先確保とか身内の利益を見ていて国民とメーカーは社会全体を見ている。
      なので日産、三菱、本田、マツダ等はもう日本市場の優先度を下げちゃってますよね。そのうち地元モーターショー不参加なんてことになるんでしょうね。

  4. Jamira より:

    これ章夫会長が言っているのではなく、実は社内の趨勢はアメリカ移転に傾いていて、それに反対しているのが章夫会長と言う事だったりして。
    株式会社の本分は投入資本の効率化なので、日本でいらぬ工数をかけて、なおかつ不正だと言われてしまうのなら、株主からしてみればいったい何をやっているんだと言うお話で。
    いつまでも日本で効率の悪い開発をしている場合では無く、とっととアメリカに移転して、より資本効率の良い仕事をすべき、と言うのが正解になってしまいます。

  5. トヨタ車ユーザー より:

    国交省が「いじわる」をしているのは、今回の不正に「虚偽記載」があったからとYahooにあります。最初から国交省に「より厳しい基準でテストしたけど互換性はある」と説明すればよかったかもしれません。

    そのへんを結果オーライ派とのバランスをとるのに、どう説明・結論付けたらよいか考えていると思われます。それの時間が「いじわる」に見えるのかと。あるいは、他に虚偽記載がないか調べていると思われます。仕事で嘘書かれた方はみんなそう考える。
    https://news.yahoo.co.jp/articles/00271c6415baf57a6ddd6d12e2eb133d89ffff96

    まあ、消費者としてはニュートラルな立場をとってクラウンエステートが欲しくてもしばし待つか、どうしても欲しければ結果大丈夫であるアメリカから逆輸入するとか…

    言葉・文章にすればたったこれだけの「より厳しい基準でテストしたけど互換性はある」という説明足を引っ張っていると思えば、各国に拠点を設けて開発するのも良いかと思います。ただそうすると、儲かっていない日本市場に車を持ってこれないかも。そろそろ日本だけ安い車・・・をあきらめて相当の対価を払うか軽自動車にするか消費者も考えるときが来たんだと思います。

  6. 報道しない自由とはナニカ より:

    松本徹三 @matsumotot68

    トヨタ会長が怒るのは当然です(ホンダなど他のメーカーもカンカンです)。
    マスコミは一時的に国交省の発表を鵜呑みにした報道を行ったことを反省して、
    記事を撤回・謝罪し、国交省は今からでも遅くないので、
    「法令の解釈を厳密にしすぎて、
     トヨタの『法令への形式的な適合性の不備』を『不正』と断じ、
     安全意識に問題があったかの様な誤解を与えたのは誤りだった」という声明を出すべきです。
    この様な馬鹿げたことを放置していたら、
    ただでさえ「失敗や世間体ばかりを恐れる」体質に染まりつつある
    日本の産業界をさらに萎縮させ、日本の経済力はどんどん衰退していくでしょう。

    引用
    Tokyo.Tweet @tweet_tokyo_web
    ·
    7月9日
    トヨタ・豊田章男会長が認証不正問題に独占告白 
    衝突試験で
    「アメリカの基準を意識して、日本の基準1100キロより
    700キロ重い1800キロの台車をぶつけて試験した…
    日本の基準1100キロではないから法令違反となった」
    ⇒ネットの反応「より過酷な試験したら怒られたわけか…」

  7. JUN より:

    想像で書きます。
    審査するハズの国交省側の、知識が圧倒的に不足しているのでは?日々大量の審査対象が送られてくるわけで、実際に審査しているのは、知識不足の「基準に合致するか?」だけを見る「審査官」なのかも。これでは「柔軟性」などあり得ないですし、日進月歩の進化も規格が変わらなければ、彼らには何も出来ない。

    なぜ、こんな事を思うかと言うと、陸事での車検審査での整備工場の親父さんとの対立を、チョっと見たことがあるからなんですよね。「奴ら、車の事を何も分っちゃあいない」が、実は整備を生業にしている人たちの一般的意見なのかも。要するに「規格、基準を満たしているか?」が全てで、それ以上の事は出来ないし、改善しようともしない。(そのくせ、僕のW124のアライメントは落ちたのに「特例」扱いスタンプでO.K.…)

    記憶だけで書きますが、
    この「不正」事件が表面化した際、メディアが国交省関係者のコメントとして「頭部被害を想定したテストは、特殊なボンネット形状もあるので、トヨタが行った手法が「より安全性を高めている」とは一概には言えない」と答えていました。
    これ…非常に悪質だと思うんですよね。トヨタがすべての車に対し今回の問題と同じようなテストを行ったわけではないですがら、発言のように「例外」を持ち出すのはミスーリードだと。車種が限定されているのですがら、まずその車種が「例外」に当たるのかを言えば良いし、当たらないのなら、なぜ不正扱いを解除しないのか?まあ、トヨタは「例外」では無いからこそ、北米基準のテストを使ったんだと思いますが。

    結局、国交省は知識が圧倒的に不足しているから「基準」「規格」に頼るしか無い。権威を維持したいから、ミスリードをしてまで国民を自分側に付けたい。こんな感じでしょう。

  8. yamaura より:

    トヨタが軸足を今以上に海外に移すぞオイ!の道理はわかりますが、日本のオイラは困ります。国沢さんのおっしゃることが、どの評論家やメディアよりも全うと思います。
    ここは一つ、何とかトヨタが出ていかぬよう、頭のいい政治家を巻き込んだり、メーカーの良心的な応援団を巻き込む何かを、考えていただけないでしょうか。
    徳大寺さんは、時代よりも少し速くて一匹狼的でした。国沢さんも似てはいますが、徳大寺師匠を超えている部分が相当たくさんあると思います。

  9. トヨタ車ユーザー より:

    あ、それと気づいたいのですが。。。

    佐藤社長がどう思っているのかも知りたいです。
    私個人は会長が出て来て言っていいと思いますが、社長も出てくれば、会長批判派を勢いづかせなくて済むでしょう。会長に何か言わせることで批判のネタをつかもうとしているように見えます。

  10. ze1&ha3w より:

    日本の役所は思った以上に腐敗していると思います。またそれに対してマスコミが監視出来ていない。
    日本人は労働は美徳と思っているので、天下りが犯罪という意識が低い。
    たとえばJNCAPなどは全く必要の無い組織であり、本来、国交省の審査だけで良いところを、天下り先を作るだけの目的で作られている。必要のない組織をつくり、自動車会社から、ひいては国民から金(or天下り先)をせびるのは許認可権を盾にした恐喝です。国交省からJNCAPに補助金が流れているのなら、それは横領です。

    その他、自動車会社への天下りは贈収賄です。(天下りを強要した場合は恐喝ですが。)
    国により役人にたいする賄賂の送り方は違います。ある国は現金であり、ある国はロレックスであり、ある国は武器であり、日本では天下りなのです。

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