ソニーホンダモビリティの第一弾となるソフィーラ、ホンダ社員で協業に参加したいという人は超少ないとか

ソニーとホンダの協業となる『ソニー・ホンダモビリティ』のコンセプトカー(電気自動車)が2023年1月5日からラスベガスで始まったハイテクの見本市、『CES 2023』に新ブランド『AFEELA』のプロトタイプとして出展された。このモデルについて漏れ伝わる開発現場の情報などをレポートしてみたい。どうやらソニーとホンダの温度差は少なくないようだ。

まず、プラットフォームだけれど、当然ながらホンダとなる。今までソニーがCESに出展していた車両はカナダに本拠地を置くマグナの子会社である『シュタイア』で作ったもの。マグナってボッシュやデンソーのような自動車部品メーカーだし、クルマ通なら知っているとおり、シュタイアはBMWのX3など年間30万台近い完成車を生産している大きな企業だ。ここに丸投げしていた。<続きを読む>

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5 Responses to “ソニーホンダモビリティの第一弾となるソフィーラ、ホンダ社員で協業に参加したいという人は超少ないとか”

  1. アミーゴ5号 より:

    トヨタとスバルの自動車メーカー同士でさえ、86/BRZ開発では難航したと聞き及んでいます。

    強烈なパッションで企画を牽引した多田さんがいたから、この世に出たとか出ないとか。。。

    かつてホンダ創業の宗一郎さんは、ソニー創業の井深さんをお兄さんと呼んでいたと、何かの本で読んだ記憶があります。それだけでお互いのリスペクトが伝わってきます。

    でも令和の今、おそらく両社の技術者にとっては、双方が「アウトオブ眼中」なのでしょう。

    だって写真で見るクルマは、やらされ仕事というか、ハードとソフトの寄せ集めというか、無機質感がありありデスもんね。。。

  2. 猫まんま より:

    しっかしもう少しデザイン何とかならなかったんでしょうかねぇ、どうこう言ってもまずはデザインでしょうに。ハード面はホンダは作るから出来も悪くは無いんだろうけど問題はソニーが作るソフトウェア。ソニー製のソフトなんて信頼性が低すぎて怖い。今まででもクリティカルなことには手を出さない会社でしたけどいきなり車関連のソフト作って大丈夫なのか?絶対的な信頼性の要求される業務用サーバー関係なんてソニーの製品なんて皆無ですからね。まあソニーのことだからなにか有ればすぐに裁判沙汰にして有耶無耶にするかと。どのみち庶民が買えるような金額では出ないだろうから関係無いか。

    • 猫まんま より:

      テスラは開発思想としては非常に進んでいます。PCにタイヤを付けただけの車なんてどこの会社も作らなかった。問題が有った時の対応が酷すぎるけど。
      AFEELAはソニーが絡んでいなければいつものホンダデザインの電気自動車。問題はカメラやセンサーなどはパーツでそれなりの実績が有るソニーだけど製品としての車に組み込まれるだけの信頼性が確保出来てるのか?最近はかなりマシになった日立ですら家電屋の電装系とか言われてたくらい車関係のパーツに要求される信頼性は厳しいのです。今までのソニー見てると問題が有った時はテスラ以上に対応が悪いんじゃないかと思います。さすがに走行系、制御系はソニーが絡んでいないと思いますが。発売されたら走行中にエンタメ機能がすべてダウンとか普通に有りそうで怖い。エンタメ系のみ保証期間が2年しかないとか有りそう。

  3. CX-60 より:

    おそらく車としては3つのゾーンになっているかと。
    エンタメ系、安全走行系、純粋なBEV系。
    車内ディスプレイはホンダ・eの名残がありますけど、エンタメ系はほぼソニーが作ってそのまま載せるで良いと思います。純粋なBEV系も大きいホンダ・eをつくってアコードシャシーに載せるのでホンダ担当。
    問題なのは安全走行系かと。ソニーが作るセンサー、レーダー、カメラ系を使うのでしょうが、これの仕様・設計変更が多そうですよね。方やできたそばから出していくソニーと検証が済んでいないと出さないホンダ。
    ソニーのイメージセンサーはすでに市販車に使われています。それ以外のセンサー類は…あまり評判を聞いたことないです。そのあたりの厳しさをソニーは学んでいくことになると思います。
    ホンダ側は、OTAやKINTO・Unlimitedのような対応をいきなり求められることになる。あるいはテスラみたいに初めっからADASセンサー全部載せで、ソフトのバージョンアップで機能を生かしていく。せめて今のホンダがテスラやKINTO・Unlimitedのような市販体制ができていたら…

  4. しんたろ より:

    お正月に昨年夏の再放送ではありますがNHKの「魔改造の夜」をやってました。
    参加企業は重工企業のAエイチアイ(IHI)、自動車技術開発企業のT京R&DとSニー(笑)
    ネタはさておき、重工や自動車関連の2社とはまったく毛色の違う魔改造でお題2つを見事に制覇したSニー。

    好き嫌いは別にして「なる程!そんな手で来たか!」と唸らされた次第。
    2つのお題共Sニーにとっては畑違いも良いところと言えるネタをテーマに忠実かつ素直に「逆転の発想」で突破したあたり、Sニーの発想の柔軟さを観る思いでした。

    ともあれ今回のAFEELA。デザインは置いとくとして、企業イメージ的には同業他社とは一線を画すインディペンデントイズムでは同じ匂いを感じさせる「日本企業」のイメージが強いとされる両社なだけに日本国内よりも海外からの注目度が強いのではないかと思います。

    今回の国沢さんの記事を拝読しての感想は「ホンダ版のWILL」になりそうな気がしてきますね。

    しかしHンダもモデルチェンジ毎に方式が変わるHVのように「常に新しいモノを求める(皮肉半分)」頭の柔らかさ(皮肉)とSニーの部品耐久性を軽視してまで収録日という納期ギリギリまで成果を求めた魔改造(笑)っぷりが上手く合わされば面白いモノが出来そうな気はしますが、噛み合わなければ見事な空中分解もあり得そうではあります。

    まぁ番組で伊集院光が「仕事ではやってはいけない悪夢のような失敗をここ(番組)でさんざん学んだ事が本業に活きてくると思います」と散々な負け方をしたT京R&Dのリーダーに言っていましたが、今回のAFEELAで同じ事が起きない事を願いたいトコロです。

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