伝家の宝刀扱いの全固体電池、いざ抜いたら全く勝負にならなかったりして

詳しくは知らないまでも、「なにやら高性能な夢の電池」としてクルマ好きには耳慣れた「全固体電池」。日本で開発が進められ、いまや実用化間近となっているが、この技術で、日本は世界をリードできるのか? 国沢光宏氏が解説する。

多くの人が全固体電池を日本にとって「伝家の宝刀」だと思っているようだ。確かに全固体電池は三元系リチウムイオン電池と同じく日本で開発が進められ、実用化の一歩手前まできている。すでにトヨタと日産、ホンダはパイロットライン(先行生産設備)の設備投資を始めており、3社とも2027~2028年に本格生産開始を予定していると発表。これで電池の遅れを取り戻そうとしてます。果たしていかに?

一番の脅威は中国である。ここにきて全固体電池のひとつ手前の技術である半固体電池(硬いグミ~柔らかいプラスティックくらいをイメージしていただければよい)を2025年にも実車搭載するらしい。<続きを読む>

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