自動車産業、2016年のテーマは?
ここにきて自動車産業の方向性が少しずつ変わり始めた。直近の10年間で最も大きな進化と言えば「環境技術」である。二酸化炭素排出量規制の開始を受け、ハイブリッド車、ディーゼルエンジン、電気自動車、プラグインハイブリッド、そして燃料電池車も登場した。軽自動車の燃費に至るまで劇的に向上。ガソリンの消費量が予想を大きく下回り、在庫過多になってしまったほど。
この流れは続くものの、今後「進化やコストダウン」といった熟成の段階に入る。全く新しいパワーユニットの登場に代表される革新的な技術はしばらく無いと考えていい。もちろん熟成こそ重要で、今や最新型ハイブリッド車であるトヨタ・プリウスの実用燃費など街中の渋滞で22km/Lを超え、流れのよい郊外路だと28km/Lに達するほど。軽自動車も普通に走って20km/Lを超える。<続きを読む>
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