限定的な自動運転なら2020年に実現の可能性出てきた?
首相が何度も言及しているのを見ると、今や「2020年までに完全自動運転を実現する」というのは国策である。一方、自動運転の開発現場からすれば、徐々に「難しいのではないか?」という声が上がり始めている。次から次へと難問ばかり出てくるからだ。中でも難しいのは「どんな時でも安全を確保しな ければならない」ということ。
例えば一時停止無視や信号無視車両への対応や、子供や高齢者の飛び出し。一般的な交通は「信頼の原則」という根拠に基づいて成立している。青信号で速度を落とさずに走れるのは、他の車両が赤信号を守っているという信頼で成り立っているし、交差する道を走ってきた車両は一時停止すると皆さん信じて走っているということ。<続きを読む>
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