自動車評論家 国沢光宏
2024年10月21日 [試乗&解説リポート]
<おすすめ記事>
国沢さんが書かれていた外免切り替えの問題がようやくテレビ(2024年10月21日 フジテレビ News it!)で放送されました。 国際免許への切り替えの踏み台になっていることも。 さらに試験問題はアホでもわかる内容で2択が10問とも。 昔はフィリピンで国際免許を取得して日本国内で運転するヤカラが問題となりましたが。我が国が免許取得のための踏み台の3流国家に成り下がるとは、恥ずかしい限りです。 これは、国交省政党のせい?それとも全国旅行業協会 前会長のせい?
車の評価より 国沢さんの付けているガジェットが気になってしまいました。 時計はXiaomi Watch S3 ワイヤレスマイクは、DJIマイク ということは、カメラはpoket3かosmo action4 or 5 全員の顔にピントが来ているので、osmo actionかな。
車のブランドイメージについて、自分にとってわかりやすい例えがありまして。。。 例えば、クラウン・ランクル80や昔のセドリックに対して、新興のレジェンドやセンティアなんぞがありました。 当時「クラウンやセドリックを(新車で)買いました」と自慢したら相手は「とうとうこの人はクラウン・セドリックが買えるポジションになったのだな」と考えるだろうという話です。クラウン・セドリックがサラリーマンが買える車の「上のクラスにあるんだ」という共通の認識・ブランドイメージができているということです。 そして「レジェンド、またはセンティアを買った」といったら「何それ、今度見せて」と普通の車の話にしかならないんじゃなかというもの。買った本人はレジェンド・センティアだぞ!と思っても相手は「めずらしいくるまだな」と思い、いやこれが新しい高級車なんだとわざわざ説明しなければならない。これが共通のブランドイメージがない状態。 いま、CX-60・80を買ったといったら、ずいぶん冒険したな、レクサスで同じ価格帯の車はなかったの!?と思われてしまうでしょう。CX-8を買ったら無くなる前にコストパフォーマンスの良い3列SUVが買えたんだね!とみんなが考えるでしょう。CX-60/80を買った人はCX-8古くて安いじゃんと思われるでしょうが、みんなCX-8という車は知っていてほしい人は駆け込みで買うほどの車だという事は知られているのです。 まずはCX-60・80をCX-8ぐらいの評判に持って行ければ、CX-5・8が絶版になってもCX-60・80が代わりとなってマツダのシェアを落とさないところまで持っていければOKでしょう。
マツダの問題はブランディングもあるでしょうが、一般の人どころか、そこそこの車好きでも車名とクルマが結びつかないところにあると思います。 私も私の周りの車好きもCX-8と言われても全くクルマが頭に浮かびません。なにかマツダ特有の法則性もあるのでしょうがBMWの様にわかりやすくないですね。 レクサスならレクサスに乗ってるで認識してもらえますが、マツダだと説明してもわかってもらえないかも。
CX-80を試乗しましたが、正直近くの販売店で試乗した程度じゃ特段悪い部分は感じません。が、2列目シートに乗ると乗り心地は悪くないけど、微振動は常時感じるので、これを高速道路で長時間乗った時にどう感じるかがですね。 こういう時に、レンタカーでまるっと1日借りて、長距離高速道路主体で乗れると、ちゃんとわかる気がしますね。
あとは、マツダ車をよく扱う枯れた整備士なんとかさんのyoutubeちゃんねるでもご覧ください。 https://www.youtube.com/@hidepon
たびたびすみません。クラウン・セドリック対レジェンドで思い出したことが。今度はほぼ実話。。。 それが今回のCX-60/80にも当てはまるんじゃないかと。
前提として、マツダのCXシリーズ(5,8まで)のSUVは20代から40代のヤング層(笑)に、パーソナルユースからファミリーまでに人気があり、そこそこ売れている現状があります。
ひるがえって、アコードの次にクラウン・セドリックに挑んで作られた初代レジェンドは(アメリカでは当たったけど)日本の販売台数に勝負になりませんでした。 そして2代目レジェンドは3.2Lになり価格も上がり、アメリカでは売れたけど日本のクラウン・ウインダム・セドリックにはかないませんでした。車としては悪くないんだけどと言われつつも。 その理由の一つとして、ホンダの人気を支える団塊の世代の人たちの所得の上昇が、ホンダ車の価格上昇に追いつかなかった、カッコいいと支持しつつも買い支えられなかったからではないか、と言われていました。
CX-60/80のラージ商品群の価格を見ていると、CX-5/8からの上昇分は少なくなく、CX-5/8に乗っている人の次の選択肢になりえるのか、それを払ってもらえるブランドになれるか心配があります。 ここでコケるとほかのメーカーに流れてしまうでしょう。ちなみに私の周りにいる2人のCX-5/8ユーザーはいずれもディーゼルに乗っていて、通勤に使い、車のコストにうるさい人です(だからディーゼル)。
かといって、新しい購入層を作ろうとすると、同じ価格のレクサスのHEV・PHEVと比べられてしまいます。新車定価ならアルファードも。
まあ、CX-80に(CX-60ほどの)問題点があるとは申しません。ただ、自社の顧客の嗜好・経済的な考えを、マツダ自身が咀嚼できていたか、疑問です。これが、車の出来の意外に心配されるネタになっていると思います。
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国沢さんが書かれていた外免切り替えの問題がようやくテレビ(2024年10月21日 フジテレビ News it!)で放送されました。
国際免許への切り替えの踏み台になっていることも。
さらに試験問題はアホでもわかる内容で2択が10問とも。
昔はフィリピンで国際免許を取得して日本国内で運転するヤカラが問題となりましたが。我が国が免許取得のための踏み台の3流国家に成り下がるとは、恥ずかしい限りです。
これは、国交省政党のせい?それとも全国旅行業協会 前会長のせい?
車の評価より
国沢さんの付けているガジェットが気になってしまいました。
時計はXiaomi Watch S3
ワイヤレスマイクは、DJIマイク
ということは、カメラはpoket3かosmo action4 or 5
全員の顔にピントが来ているので、osmo actionかな。
車のブランドイメージについて、自分にとってわかりやすい例えがありまして。。。
例えば、クラウン・ランクル80や昔のセドリックに対して、新興のレジェンドやセンティアなんぞがありました。
当時「クラウンやセドリックを(新車で)買いました」と自慢したら相手は「とうとうこの人はクラウン・セドリックが買えるポジションになったのだな」と考えるだろうという話です。クラウン・セドリックがサラリーマンが買える車の「上のクラスにあるんだ」という共通の認識・ブランドイメージができているということです。
そして「レジェンド、またはセンティアを買った」といったら「何それ、今度見せて」と普通の車の話にしかならないんじゃなかというもの。買った本人はレジェンド・センティアだぞ!と思っても相手は「めずらしいくるまだな」と思い、いやこれが新しい高級車なんだとわざわざ説明しなければならない。これが共通のブランドイメージがない状態。
いま、CX-60・80を買ったといったら、ずいぶん冒険したな、レクサスで同じ価格帯の車はなかったの!?と思われてしまうでしょう。CX-8を買ったら無くなる前にコストパフォーマンスの良い3列SUVが買えたんだね!とみんなが考えるでしょう。CX-60/80を買った人はCX-8古くて安いじゃんと思われるでしょうが、みんなCX-8という車は知っていてほしい人は駆け込みで買うほどの車だという事は知られているのです。
まずはCX-60・80をCX-8ぐらいの評判に持って行ければ、CX-5・8が絶版になってもCX-60・80が代わりとなってマツダのシェアを落とさないところまで持っていければOKでしょう。
マツダの問題はブランディングもあるでしょうが、一般の人どころか、そこそこの車好きでも車名とクルマが結びつかないところにあると思います。
私も私の周りの車好きもCX-8と言われても全くクルマが頭に浮かびません。なにかマツダ特有の法則性もあるのでしょうがBMWの様にわかりやすくないですね。
レクサスならレクサスに乗ってるで認識してもらえますが、マツダだと説明してもわかってもらえないかも。
CX-80を試乗しましたが、正直近くの販売店で試乗した程度じゃ特段悪い部分は感じません。が、2列目シートに乗ると乗り心地は悪くないけど、微振動は常時感じるので、これを高速道路で長時間乗った時にどう感じるかがですね。
こういう時に、レンタカーでまるっと1日借りて、長距離高速道路主体で乗れると、ちゃんとわかる気がしますね。
あとは、マツダ車をよく扱う枯れた整備士なんとかさんのyoutubeちゃんねるでもご覧ください。
https://www.youtube.com/@hidepon
たびたびすみません。クラウン・セドリック対レジェンドで思い出したことが。今度はほぼ実話。。。
それが今回のCX-60/80にも当てはまるんじゃないかと。
前提として、マツダのCXシリーズ(5,8まで)のSUVは20代から40代のヤング層(笑)に、パーソナルユースからファミリーまでに人気があり、そこそこ売れている現状があります。
ひるがえって、アコードの次にクラウン・セドリックに挑んで作られた初代レジェンドは(アメリカでは当たったけど)日本の販売台数に勝負になりませんでした。
そして2代目レジェンドは3.2Lになり価格も上がり、アメリカでは売れたけど日本のクラウン・ウインダム・セドリックにはかないませんでした。車としては悪くないんだけどと言われつつも。
その理由の一つとして、ホンダの人気を支える団塊の世代の人たちの所得の上昇が、ホンダ車の価格上昇に追いつかなかった、カッコいいと支持しつつも買い支えられなかったからではないか、と言われていました。
CX-60/80のラージ商品群の価格を見ていると、CX-5/8からの上昇分は少なくなく、CX-5/8に乗っている人の次の選択肢になりえるのか、それを払ってもらえるブランドになれるか心配があります。
ここでコケるとほかのメーカーに流れてしまうでしょう。ちなみに私の周りにいる2人のCX-5/8ユーザーはいずれもディーゼルに乗っていて、通勤に使い、車のコストにうるさい人です(だからディーゼル)。
かといって、新しい購入層を作ろうとすると、同じ価格のレクサスのHEV・PHEVと比べられてしまいます。新車定価ならアルファードも。
まあ、CX-80に(CX-60ほどの)問題点があるとは申しません。ただ、自社の顧客の嗜好・経済的な考えを、マツダ自身が咀嚼できていたか、疑問です。これが、車の出来の意外に心配されるネタになっていると思います。