N-VAN e:のルーフに太陽光パネルを載せた「でん吉」。実証試験のデータ&手応えです!
N-VAN e:のルーフに太陽光パネルを載せてエネルギーの自給自足を目指すことを目指した実証試験、データ取りが終わったのでレポートしてみたいと思う。まず一番重要な「実用性あるのか?」という点だけれど、結論から書けば「走行可能距離が少し目標値より下回ったものの試乗会で使った時を除き一度も外部から充電しないで運用出来ましたぜ!」になります。
運用方法は太陽光エネルギーで蓄電地が溜まったらN-VAN e:に充電するという単純なもの。太陽光発電能力だけれど、蓄電地への入力ベースだと、晴天で430Wくらい。曇りなら100~200Wといった具合。実際、実証試験中は5kWhの蓄電地が満充電になる平均日数は3日間だった。最も多かった日は3.8kWhを発電した。電費を7.6km/kWhとすれば25kmくらい走れます。
もちろん自然エネルギーなので天気良い日もあれば雨の日だってある。特に八丈島は雨が多いと言われており、平均日照時間は1年で1445時間しかない。東京だと1926時間だし、前橋なら2153時間といった具合。ちなみに日本で最も晴天率高いのは山梨県の2614時間。八丈島だとルーフに積んだ545Wの太陽光パネルで年間450kWh程度を発電出来る計算。<続きを読む>
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だん吉号実証実験、お疲れ様でした。
当初、5年先を想像して作ったとのことですが、だん吉号の実績で、量産は2年先、普及は3年先になったと思います。
特に、『3日間で満充電・1日25km』は、充電インフラのない青空駐車場でも十分に運用でき、都心1時間圏内のサンデードライバーも、車通勤が当たり前の地方でも、魅力的なスペックですね。
BYDの軽EVは最初からソーラーを積んで来るんじゃないかと恐れています。もしそうならN-One:eは見送って、BYD軽EVにしてしまうかも・・・。
こうなると国産勢、BYDショックがますまるリアルになってきますね。費用対効果は年間でガソリン車比較で3.7万円、EVで2.3万円。対してプリウス・bZ4Xのオプション価格は28万円。コストダウンしたとしても5年でペイできる20万円くらいが現実的なソーラーオプションだと思います。
一方、BYDなら5万円前後でソーラーを積んでくるのではないでしょうか?ヒョンデなら10万円?ソーラーで発電できる分バッテリー容量を減らす割り切りを国産勢よりスパッとしてきそう。
ソーラー軽EV、BYD250万円、ヒョンデ280万円、ダイハツ・スズキ300万円、ホンダ・日産320万円と、読みました!