スズキの燃費、全て申請値を上回る(1日)

国交省が三菱自動車とスズキの燃費を計測。三菱自動車は7車種(9種別)でメーカーの申告値を下回ったため、販売を一時停止して新しい数値に変更することになった。一方、スズキは全車種で申告値を上回り、問題なしという結果に。スズキ好きは「スゴイ!」と大喜びしている。参考までに書いておくと、申告値が実測値を大幅に下回ることは普通なのだった。

自動車メーカーが新型車の申請をする際、JC08モード燃費は余裕を持たせる。国交省のJC08計測は、申告値の確認をするという体になってます。したがって自動車メーカーは「必ず出る」という数字で申請を行う。下回ったら面倒だからだ。30km/Lで申請する場合、実車テストで失敗したことを想定し、30,2km/Lとか30,5km/Lくらいが普通に出るようにしておくワケ。

したがって30km/Lの車種なら、問題なく運転すると30,5km/L出るということ。上手に運転すると31km/Lだって出てしまう。このあたりの「余裕係数」はメーカーによっても違うそうな。したがってスズキが全車申請値を上回ったのは不思議じゃない。むしろ三菱自動車が申請値を大きく下回っていることの問題は大きいと思う。スズキ以外のメーカーだって基本的にJC08を上回る。

昼から台場でベストカーの取材。新しいディーゼル5車種の比較試乗という、今やどこでも考えそうな企画だけれど、やり甲斐ある。他と全然違う雰囲気の原稿を書きたい。同じようなスペック持つディーゼルながら、クルマに搭載するとメーカー毎の味の違いがハッキリ出るから興味深い。エンジンフィールだけならマツダの1500ccが一番良かった。でもリコール出しましたね。

以前、何回か書いた通り、すすの問題である。すすが貯まり、エンジン不調になるという。対応策は制御の変更と、すすの掃除という。この件、急いで取材しているため、詳細な内容は本日の午後にアップできると思う。基本的には10分以内のチョイ乗りを繰り返すような使い方に向かないと考える。というか、そういった使い方をしたら、ガソリン車より高価な分を回収できないと思う。

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