フーガに試乗

原稿が全然終わらず、3時に起きて仕事。なんせコチラは時間を確保して待っているのだけれど、内容煮詰まっていないという妙な状況であります。時間切れになってしまい、9時に家を出て日産の試乗会が行われている日産本社へ。道路は順調に流れており、30分早着。この間も原稿書き。

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ショートホイールベース化によるピッチングが唯一の弱点か?

まずフェアレディZで逗子まで往復。クルマの質感は素晴らしいとしか言いようがない。ポルシェと比べたって負けていません。乗り心地も良好。BOSEのオーディオもオープンで走っていればパンチが増しており、なかなか良いです。ただクルマ全体で感じるのは「もはやこういった時代じゃないような気が……」。

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やっぱりフロントのリアのバランスが決定的に悪い?

続いてフーガに試乗。なるほど足回りの仕上がりはタイしたもんだと感心しきり。20インチタイヤを履いているモデルですら堅さを感じさせないのだ。最近、たまにKYBも良い仕事をしてます。3,7リッターのパワーは今の日本だと完全にオーバースペック(エンジン音が大き目)かもしれない。

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インテリアは「普通」でした

2,5リッターで何の不満もないばかりか、速度計表示で100km/h巡航したらリッター14km/Lも走った。これでアイドルストップでも組み合わせれば、燃費でもライバルを凌ぐんじゃなかろうか。それにしても何でこんなスタイルを採用したのだろう。も少し普遍的なデザインを望みます。

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64,3kmを特に燃費を気にすることなく走ったデータだけに感心しきり(速度は高くないです。ほぼ全てクルーズコントロールを使用)。終了後、ベストカーの編集部に移動。次の用件の時間ギリギリまで原稿書き。残念ながらタイムアウト。完全に終わりませんでした。記事の方向性も右往左往しちゃってます。

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1 Responses to “フーガに試乗”

  1. 真鍋清 より:

    フーガのVQ37HR型V6は1994年の二代目セフィーロに端を発したVQ型エンジンの究極の完成形であり、豪快さと水準レベルの燃費を併せ持ったV6エンジンの傑作だろう。
    小生個人としてはトヨタ側のGR系V6の一糸乱れぬスムーズさと洗練されたパワーフィールを買うが、なかなかどうして日産VQユニットもその「摩擦電気が弾き飛ぶ」が如きフリクションを伴った迫力に日産らしさを感じ、個性の発露といえよう。何でも0-100km/h加速を5sec台でこなした報告まであるとか。BMW535iを上回る高性能、煮詰められたシャーシレイアウトと相まって米誌ではアウディA6 3.0TFSIやBMW535i以上の評価を下されているほどで落ちぶれたとは言え日産ならではのノウハウ、底力も未だ相応のものだろう。
    そんなフーガは先代モデルの時点から既に技術的に煮詰められており、先代初期型の350XVの280psユニットによる0-100km/hを6.0sec!!(同世代のジャガーXJ8 4.2やBMW745iさえも上回る)という加速データがウェブ上で発見されたほどで「日産よやればできるじゃない」と感心させられたことは記憶に新しい。リミッターカットによる最高速270km/h内外のポテンシャルともども。
    こうして日産車の可能性を再認識させてくれた「隠れたる逸品」フーガの進化を考えるに当たって、現行のガソリン版フーガは成熟された技術を感じさせてくれ、日産ならではの良心が随所に現れていよう。その意味で巷間デビューが噂されるハイブリッド版はガソリンV6ベースのハイブリッドの究極形を目指している形跡は伺えるとはいえ、同時にハイブリッド激速セダンを成立させる上での「越えられない壁」を示していることも否めない。
    日産もダイムラー社(メルセデス)と資本技術面の連携が生まれたこともあり、旧450GT(V8/4.5L)の発展型というべきハイパワーセダン路線はいっそのことメルセデス側の新開発4.5Lターボ付きV8(435ps+最大トルク71.4kgmと10km/l以上の平均燃費を両立しているという)をマイルドチャージ化して380-390psに再チューンして搭載する一方で、ハイブリッド関係は4気筒ベースで25km/l、CO2量=150g/km台以下の達成に照準を定めて200ps以内のパワーで成立させるのが賢明なやり方に思える。何よりメルセデスの新開発V8はCO2=200g/km台前半のポテンシャルを確保しているといわれ、それを素材に195g/kmまでクリーン化してフーガに再搭載すれば日産流高速サルーンの一つの具現化といえると感じられてならない上、フーガのシャーシー設計も一層精彩を帯びてくるに違いないだろう。
    ここで驚愕のスクープ情報を一つ、次期日産ティアナ(横置きFF)は何と1.2L/3気筒ハイブリッドを搭載し、D/Eセグメント分野の技術革新の火蓋を切り落とす格好になるという!! こうあってこそ技術の日産復活の狼煙が上げられよう。
    (※ここでリアルタイムで新沼謙治の壮大な名曲「大雪」が流れている、それと日産のフーガ〜次期ティアナとの関係は皆様の連想率におまかせしよう…..閑話休題)

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