プジョー508
1年に何度か新車に試乗して驚くことがある。なかでも「あまり期待していないのに良いクルマ」だった時の驚きは大きい。もちろん単純に嬉しいです。この仕事をしてると、魅力的なクルマに出会った瞬間が一番ワクワクする。いや、仕事じゃなくてもクルマ好きなら皆さんそうですね。
プジョーの割には地味目なデザイン
試乗会に行かなかったので今日初めてハンドル握ったのだけれど、いやいや素晴らしい! ボディ剛性高く、乗り心地の質感極めて良し! エンジンはカムリ/アコード級ボディ+1,6リッターターボと思えないほどトルクフル。何よりアイシン製6速ATがスカイアクティブドライブと同じくらい良くできている。
変速の速さはツインクラッチ並。操作と同時に変速する。しかもロックアップ領域が極めて広く、ダイレクト感ある。変速機のプロであるアイシンだってスカイアクティブドライブのようなATを開発していたのだった。ナビまでフル装備して374万円はバリューでしょう。3シリーズやCクラス、レガシィからの乗り換えに好適。
トランクオープナーは508の『0』のブブン
近々ジックリ乗りたいと思う。VWパサートといい、プジジョー508といい、本来ならスバルやホンダが作るべきタイプのエンジンでありコンセプトであり乗り味だと思う。プジョー508と比べるとレガシィの厳しさをシミジミ感じます。試乗終了後、金沢八景に移動して取材。ここでもウナらされた。
さらに中野へ移動。お店で1時まで飲む。
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追いついたかと思っていた欧州車が
また、先を行く。
ドライバビリティと高効率を両立した
小排気量、ターボ、低回転でのトルク。
プリウスのハイブリッドはすばらしい。
自分も初代のプリウスに乗っていました。
でも、それを追うがあまりに、
失ったものがあると思えてなりません。
デザインにしても、内燃機関の技術にしても
変速機にしても・・・。
でも、アイシンとのこと、よかった。
ほっとしています。
10.15モードの燃費が特筆するほどよくないので、なぜ敢えて1.6L+ターボをチョイスしたのだろう?という疑問が残っていたのですが、まさか国沢師匠が好評価をするとは正直思っておりませんでした。
やはり乗ってみないとわからないものなのですね〜。
これだけの質量の4ドアボディを0-100km/h=9sec台、最高速にしても(当たりが付いた個体で)220-230km/h域まで引っ張るプジョー製1.6リッターターボユニット(トルクは24.5kgm)+アイシン製6速ATの効率に久々の「力技」を感じた!
言うなれば従来の407 2.2(163ps)を上回りむしろ3.0V6(211ps)に迫るパワーで、排気量神話打開の最先端を担う存在と言えよう。
このクラスではBMWが目下のストレート6/3.0リッター自然吸気を向こう数年内に廃止して新開発2.0リッター4気筒直噴ターボに切り替える可能性が大であり、またアルファロメオも1.8ターボ(目下159用200psとジュリエッタ用235psの二種のチューンがあり)のバリエーションを増やして300ps版を鋭意開発中の噂しきりだ。
彼らを迎え撃つトヨタの新世代4気筒直噴ターボユニット、1.6/2.0の二種のサイズが報じられているが2013-2014年の登場が実に楽しみではある。