ベンツSLK

午前中気合いの原稿書き。昼過ぎ、汐留の日本TVに行き夕方のニュースで取り上げるという燃料電池のレクと短いコメント収録。燃料電池は2015年に発売すると言っているけれど、とうてい普及するような価格にゃなるまい。加えて水素ステーション増えないので、遠くにも行けないという困った状況。

それにしても燃料電池はどこに行くのだろう? リチウム空気電池が実用化すれば存在意義無し。そもそも水素ステーションを作るのに下を見て数億円掛かる。とりあえず燃料電池車を作っておけば、PHVにもリチウム空気電池車にもなるワな。燃料電池はパイプラインで送った水素を使う定置型が本命です。

そもそも水素を700気圧に圧縮する分のエネルギー(化石燃料を使ったらオタンコ。当然電気)で電気自動車なら200kmくらい走れちゃうと思う。水素を電気分解で作るとすれば、その電気でクルマを走らせたらいい。いろんな意味で燃料電池車は効率悪いしコストも下がらないです。まぁ厳しいでしょう。

夜、明日の取材で使うベンツSLKの6速マニュアルを取りに行く。SLKというクルマ、今まで面白いと思って乗ったことないけれど、マニュアルになって激変! 素晴らしく楽しいクルマになった。さらに498万円! 2リッターなので自動車税だってお手頃だし。こらボクスターと迷う人も出てくるだろう。

それにしてもマニュアルって魔法の装備みたいだと思うようになってきた。普通のクルマが10倍くらい楽しくなっちゃうのだから。アテンザのディーゼルだってBMW320iだって絶対マニュアルを選ぶべきだ。全くノーマークだったSLKが、欲しいクルマのベスト10圏内にランクインしてきちゃいました。

<おすすめ記事>

4 Responses to “ベンツSLK”

  1. 吉田 裕之 より:

    マニュアルのクルマはいつか駆逐されてしまうかもしれないので、今のうちにしっかり乗っておきたいですよね。僕もMBは全く興味が持てませんでしたが、SLKは気になっております。国沢先生の欲しいクルマベスト10、すっごく知りたいです。エリーゼ、ボクスター、SLK。あとはなんでしょう??

  2. 斉藤正人 より:

    TVでは証券取引所みたいなところでコメントをしていたけれど、ありゃ合成だったのか?

  3. アミーゴ5号 より:

    良いですよね、マニュアル。自分は流してドライブするだけですが、やっぱり好きです。
    新車から乗るHCR32スカイラインも、22年目に突入です。

  4. 真鍋清 より:

    498万円という数値に魅惑―小生の所有車の一台たるレクサスIS350(公称496万円/実際には510万円)と近似しているのみならず、「400万円台のメルセデス」というだけでグッと敷居が低い感を覚えるのだ。
    思えば1987年〜1992年まで自宅で所有していたメルセデス190Eアンファングは本体価格443万円だったものだ。
    今日先ほど幸手市のガレージセールに向けて愛車106553km走行ヴィッツ1300を東北道で走らせてきたが、中間加速など87ps/11.8kgmにしてかつての190E(118ps/17.5kgm)よりずっと鋭敏に感じられた一方で、どこかしっくり来ないというか「技術の進歩」を素直に喜べない「奥歯に物が挟まる」感を覚えた辺り、「メルセデス哲学」は(時代を超えて)他のどんなメーカー/ブランドにも侵食できない「聖域」なのかも知れないと思ったほどだ。

このページの先頭へ